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東芝、水洗いに対応したフィルターを使わないサイクロン式掃除機

~12気筒の遠心分離機構で吸引力を維持。軽量モデルも

 東芝ホームアプライアンスは、遠心分離機構の水洗いに対応したサイクロン式掃除機「TORNEO V(トルネオ ヴイ) VC-SG513」を、9月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は83,000円前後。

TORNEO V(トルネオ ヴイ) VC-SG513 グランレッド
ターコイズブルー

 吸込仕事率200Wの高級サイクロン式掃除機。従来モデルに引き続き、集塵フィルターを使わない12気筒の遠心分離機構「バーティカルトルネードシステム」を搭載しており、大きなゴミからミクロのゴミまで99.9%分離し、吸引力を99%維持するという。吸い込んだゴミはダストカップ内で圧縮されるため、ゴミ捨て時のホコリの舞い上がりが抑えられる仕様になっている。

 新製品では、バーティカルトルネードシステムが水洗いに対応。従来はダストカップのみだったが、新たに12気筒の遠心分離機構も水洗いできるようになった。

12気筒の遠心分離機構「バーティカルトルネードシステム」を採用。集塵フィルターなしでも、ゴミを99.9%分解するという
バーティカルトルネードシステムすべてが水洗いに対応した

 このほかの仕様は、従来モデルと同じ。本体の重量は3.3kgで、延長管やヘッド、ホースを含めた標準重量は、素材に軽量のカーボン素材を採用することで4.8kgに抑えた。また、人間工学に基づいた握りやすいグリップ「新らくわざグリップ」や、延長管を床にピッタリと沿わせることで、家具の下の隙間の掃除がしやすい「床ピタ設計」、銀イオンとマイナスイオンの力で静電気の発生を抑える「イオンカーボンヘッド」、ゴミの有無を手元のランプで知らせる「ゴミ残しまセンサー」などの機能も備える。

 アタッチメントには、エアコンの室内機の上や、家具と壁の隙間など、手の届きにくいところが掃除できる「伸縮ロングノズル」をはじめ、洋服用ブラシ、ふとん用ブラシ、ロングブラシなどが付属する。これらの付属品を収納するバッグも用意される。

 本体サイズは220×322×267mm(幅×奥行き×高さ)。集塵容量は0.4L。運転音は64dB。本体カラーはグランレッドとターコイズブルーの2色が用意される。

延長管を床にピッタリと沿わせることで、家具の下の隙間の掃除がしやすい「床ピタ設計」
VC-SG513には、伸縮ロングノズルなどのアタッチメントが付属する
伸縮ロングノズルなどの付属品が省かれた「VC-SG413

 下位モデルとして、本体機能はVC-SG513と同じだが、伸縮ロングノズルなどの付属品が省かれた「VC-SG413」も同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は73,000円前後。本体カラーはメタリックピンク。

 さらに下位モデルとして、バーティカルトルネードシステムが10気筒の「TORNEO V compact VC-S43/VC-S33/VC-S23」の3機種も、10月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に75,000円前後、65,000円前後、55,000円前後。

 TORNETO V compactは、本体重量を2.9kg、標準重量を4.4kgに抑えた軽量モデル。外観には凹凸が少ない新デザインを採用することで、家具など障害物の間をスムーズにすり抜けるデザインとしている。

 VC-S43には伸縮ロングノズルなどのアタッチメントを採用するが、VC-S33では省かれている。VC-S23ではヘッドのイオン機能が省略されている。また、3機種すべてでゴミ残しまセンサーが省かれている。

軽量モデルの「TORNEO V compact」。外観には凹凸が少ない新デザインを採用する
VC-S43 グランホワイト
グランレッド
ターコイズブルー
VC-S33 メタリックピンク
VC-S23 シルバー
VC-S23 シャインピンク

正藤 慶一