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佐川急便、24時間家電の修理を受け付ける「家電リペアセンター」を開設

~依頼から修理品返送まで一括処理、最短で翌日に届ける

 SGホールディングスグループの佐川急便は、家電の修理を24時間受け付ける「家電リペアセンター」を、5月1日、東京都江東区のSTLC(佐川東京ロジスティクスセンター)に開設した。

 佐川急便が2012年から実施している、リコールや自主回収をサポートする回収業務「リバース・ソリューションサービス」の一環として行なわれるもの。同社によると、2013年4月に施行された小型家電リサイクル法により、一般消費者は小型家電を廃棄せずに修理して使い続けるケースが増加、家電修理サービスの需要拡大が見込まれているという。また家電通販事業者は、アフターサービスの強化や、修理完了品の配送時間を短縮することを課題としており、佐川急便にも強い期待が寄せられていたという。

 そこで佐川急便は、荷物の仕分けを行なうSTLC内に、24時間対応可能で、修理依頼の対応から修理、修理完了品配送までを一括で行なう家電リペアセンターを開設。同社ではリードタイム(工程が完成するまでの所要時間)について“業界最速”としており、関東エリアであれば、依頼を受けた修理品を、最短で翌日に届けるという。

 修理サービス対象品はパソコンから開始され、順次拡大が図られる。

 修理の受け付けは、通販事業者のほか、一般消費者からの申し込みも受け付ける。保証書を紛失した家電、購入元が不明な家電も受付可能。

家電リペアセンター開設後の対応スキーム
佐川急便が掲げる「リバース・ソリューション」とは、リコールや自主回収をサポートする回収業務のこと

正藤 慶一