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TDK、長崎のグループホーム火災の出火原因はリコール中の加湿器と発表

~1998年に製造された「KS-500H」ほか4台が回収対象

 TDKは22日、今月8日に発生した長崎県長崎市のグループホーム「ベルハウス東山手」の火災事故において、自社の加湿器「KS-500H」が火元であった可能性が極めて高いことが判明したと発表した。

 KS-500Hは、1998年9月に発売された加湿器。ヒーター部分の問題により、最悪の場合発煙/発火に至るとして、1999年1月にリコールの届け出が行なわれた。以後、現在に至るまで10年以上にわたって製品回収に努めているが、全台数の回収はできていない。今回の事件を受けて、改めて製品回収と注意喚起に全力をあげて取り組むとしている。

 リコール対象となっている加湿器は、KS-500Hおよび同時にリコールされたKS-300W、1993年に発売されたKS-31W、KS-32Gの合計4機種。

TDKホームページに掲載された回収対象の機種と連絡先の告知

 リリースでは、「お亡くなりになられた方々ならびにご親族の皆様に対して心よりお詫び申し上げるとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。また、本件火災事故により、負傷された皆様、避難や退去を余儀なくされた皆様、ならびに関係者の皆様に対しまして、大変なご迷惑をおかけし心よりお詫びとお見舞いを申し上げます」としている。

伊達 浩二