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東芝、住宅用太陽光発電システムの長期保証制度を開始

~太陽電池出力20年、構成機器15年まで延長

東芝の太陽光発電モジュール

 東芝は、自社の住宅用太陽光発電システムに対する長期保証制度「パワフル保証」を3月1日に開始する。従来は太陽光発電システムの構成機器の無償保証期間を10年間としてきたが、別途加入費用を支払うことで保証期間を延長する。

 今後、システムを設置するユーザーだけではなく、2010年4月以降に東芝製住宅用太陽光発電システムを設置済みのユーザーも、パワフル保証への加入が可能となっている。

 パワフル保証の対象は、余剰買取対象となる設置容量10kW未満、および全量買い取り対象となる10kW以上50kW未満のシステム。

 保証期間は、太陽光発電モジュールの出力については最長20年で、15年も選択できる。太陽電池モジュール/パワーコンディショナー/接続箱などの構成機器について15年間としている。設置容量が5kW、出力保証が20年の場合、加入費用は42,000円となる。

 保証期間中に、モジュール出力が保証値を下回った場合や、モジュールやパワコンなどの構成機器が故障した場合の、出張点検費用や修理交換費用は全額メーカー負担となる。なお、表示器やコミュニケーションユニットはパワフル保証の対象外で、1年保証となる。

伊達 浩二