シャープ、ガンダムの「ハロ」をイメージしたココロボをお台場に展示

機動戦士ガンダムの中に出てくるロボットペット「ハロ」をイメージしたココロボの「ハロタイプ」 (C)創通・サンライズ

 シャープは、アニメ「機動戦士ガンダム」の中に出てくるロボットペット「ハロ」をイメージしたロボット家電「ココロボ」の特別モデルをお台場のダイバーシティ内にあるガンダムフロント東京にて展示している。

 会場では、ロボットペット「ハロ」をイメージした「ハロタイプ」と、もしシャアがハロ・ココロボを使うとしたらをイメージしてデザインされた「ハロ(シャアver)」の2モデルが展示されている。9月下旬までの限定展示で、製品化などの予定はない。

 COCOROBOは、掃除機能を搭載したシャープ初のロボット家電。独自の人工知能「ココロエンジン」を搭載しており、電気の充電量や、部屋の温度、掃除の状況、ユーザーの使用状況に応じて、COCOROBOが毎日違った反応をするなど、コミュニケーション機能を搭載している点が特徴。

 ガンダムフロント東京にて展示しているココロボの「ハロタイプ」と「ハロ(シャアver)」では、本体に搭載しているカメラに映っている動画をモニターで確認したり、話しかけると音声で答えるなどの機能が搭載されており、会場の特設ブースでは声をかけることができる。

東京・お台場のダイバーシティ7階にある「ガンダムフロント東京」エントランスでは、巨大なガンダムが迎えてくれる (C)創通・サンライズガンダムフロント東京内に用意された「ココロボブース」 (C)創通・サンライズショーケースの中には、ココロボの「ハロタイプ」と「ハロ(シャアver)」が展示されている (C)創通・サンライズ
シャープ A1269プロジェクト 箭竹麻美氏

 シャープ A1269プロジェクト 箭竹麻美氏によると、今回のプロジェクトは、そもそもシャープ内のプロジェクトから産まれたものだという。シャープでは、担当部署や所属会社を横断する形で、通称「アイディア会」を作っている。

 アイディア会は、新しい企画を検討する際に「遊び心や共通した趣味がある人を集めた方が面白いのではないか」という趣旨で作っている会で、その中の1つに、ガンダムファンが集まった会があった。

 そこで「ココロボってガンダムのハロっぽい。ココロボのハルモデルを作ってみては」というアイディアが生まれた。ハロは、初期のガンダムから続けて登場し続けているペットロボットで、登場人物の周りをフワフワと漂っていたり、時にはちょっとした言葉で慰めたりもする。そういったキャラクターがココロボのコンセプトでもある「こころを持ったロボット家電」に共通するとして、プロジェクトがスタートしたという。

 シャープは、今年4月にオープンしたガンダムフロント東京オープンの際に、モニターなどを提供したという経緯もあり、そこからの話はスムーズだった。アニメーション制作会社のサンライズにデザインを依頼し、「ハロタイプ」と「ハロ(シャアver)」の2モデルを作成。

 サンライズのガンダム事業部 企画営業チーム マネージャー 志田香氏は、「ハロの可愛いらしさが伝わるように、目の位置やカラーリングなどには気を遣いました。実際、ハロのデザインというのは1つだけではなく、シリーズを通して様々な形や色のハロが登場します。その中の1つとして、ココロボのハロも考えました」と話す。

ハロタイプの本体正面 (C)創通・サンライズ裏側。掃除機能は搭載されていないので、ブラシやゴミの吸いこみ口はない (C)創通・サンライズ充電台は、通常モデルと同じ (C)創通・サンライズ
ハロ(シャアver)は赤を基調としている (C)創通・サンライズ本体側面。ツノが出ているのが特徴だ (C)創通・サンライズハロはガンダムシリーズの中でも様々な作品で登場。形や色も変わっているという。その中の1つとしてココロボのハロタイプのデザインも考えたという (C)創通・サンライズ

 また、「ハロタイプ」と「ハロ(シャアver)」の音声はいずれも、機動戦士ガンダムの中でハロを演じている声優が担当。ハロ(シャアver)では、「ハロがシャアの真似をしている」ことをイメージしているという。また各モデルが話すセリフも厳選。機動戦士ガンダムの中に出てくる名ゼリフなども折り込んでいる。

 たとえば「君はだれ」と声かけすると「ハロ オマエハ」と返事し、「ただいま」と声かけすると「ヨクカエッテキタナ」と答えてくれる。声かけのパターンは、各モデル10個以上用意されている。

特設ブースではココロボに搭載されているカメラの映像をモニターで確認できる用意されたマイクを通じてココロボに声がけできる声かけのパターンは各機種10個以上用意されている。ここに書かれていない台詞に反応することも
ガンダムフロント東京の館長・木村信一氏

 シャープ 箭竹麻美氏は、「ガンダムは幅広い世代で熱狂的なファンがいる人気アニメ。ガンダムを通じて、ココロボに興味を持っていただけたら」と話した。

 実際、ガンダムフロント東京の来場者は30~40代から小学生までと幅広い。ガンダムフロント東京の館長・木村信一氏は、今回の展示について「特に子供さんからの人気が高いです。話しかけたり、カメラに写った自分の姿を確認したりと、ブースのそばにはいつも子供さんがいらっしゃいますね」と話す。

 なお、ガンダムフロント東京では、チケットを購入しないと入れない有料ブースと、ガンダム関連グッズなどが販売されている無料ブースに分かれており、ココロボの「ハロタイプ」と「ハロ(シャアver)」が展示されているのは、無料ブースとなる。






(阿部 夏子)

2012年8月7日 15:25