パナソニック、中国蘇州のリチウムイオン電池一貫工場が竣工

~中国3拠点で一貫生産体制を構築
蘇州のリチウムイオン電池新工場

 パナソニックグループ エナジー社は16日、中国 蘇州工場内で建設を進めていた、民生用リチウムイオン電池新工場の竣工式を行なった。

 新工場は、鉄骨4階建て、延べ床面積は49,000平方m。新工場の稼動により、蘇州工場における極板/セル/電池パックの一貫生産体制が構築される。

 新工場を含む、蘇州工場の社名は、「三洋エナジー(蘇州)有限公司」(三洋能源(蘇州)有限公司)、資本金は1億ドル、従業員数は5,000人。民生用リチウムイオン電池を始め、ニカド電池、各種電池パック等を生産している。

 パナソニックでは、中国3拠点(蘇州、無錫、北京)での一貫生産体制を構築して民生用リチウムイオン電池の生産を増強し、中国での生産比率の拡大、現地部材の活用、物流コストの削減等により、コスト低減を図るとしている。また、中国展開においては、コスト低減だけでなく、為替変動時のリスクヘッジ(危険回避)ともなる。






(伊達 浩二)

2012年7月17日 13:29