シャープ、省エネ性能が業界トップクラスの直管形LEDランプ

~価格は従来モデルの24%OFFとなる約1万円に
DL-T432NM

 シャープは、業界トップクラスの省エネ性能と低価格が特徴の業務用直管形LEDランプ4機種を、6月29日に発売する。光色が昼白色の「DL-T432NM」、白色の「DL-T432WM」、温白色の「DL-T432HM」、電球色の「DL-T432LM」が用意され、希望小売価格はいずれも10,395円。

 オフィスや商業施設、工場などで多く使用されているFL40形の蛍光灯器具からの置き換えを狙った直管形LEDランプで、高い省エネ性能が特徴。光源に“最先端技術を用いた”というシャープ製のLEDデバイスを使用し、さらに独自の放熱技術と均一面発光技術も採用することで、DL-T432NMの消費電力1W当たりの発光効率は104lm/Wとなった。同社ではこの数値について、“業界トップクラスの省エネ性能”としている。

 また、放熱性を高めた構造にすることで、設計寿命は60,000時間となった。さらに、光束が使用とともに減少していく割合を示す「光源維持率」は、60,000時間で約95%と高い数値となっている。なお、同社従来モデルでは、設計寿命は40,000時間で、光束維持率は70%以上だった。

新製品と従来製品との光束維持率の違い

 このほか、ランプ直径のスリム化や口金部の小型化、高効率反射板の一体化などを実施することで、価格も抑えた。同社従来モデルの「DL-T420NM」の希望小売価格は13,650円だったが、新製品ではその約76%に当たる10,395円と、約24%の値引きとなった。

 本体の直径は24.6mmで、重量は270g。口金はL型口金のGX16t-5。消費電力は25W。平均演色評価数はRa84。全光束は、昼白色タイプが2,600lm、白色タイプが2,500lm、温白色タイプが2,300lm、電球色タイプが2,200lm。いずれも日本電球工業会が定める直管形LEDランプの規格「JEL801」に準拠している。

 同社では省エネ性能に優れた業務用LED照明のラインナップを拡充することで、オフィスや商業施設での節電サポートを提案するとしている。また、4種類が用意される光源については、昼白色と白色はベース照明として、温白色と電球色は間接照明として使用できるという。

従来モデルから内部構造を変えることで、価格が抑えられたという
4種類の光色の使用パターン





(正藤 慶一)

2012年6月19日 15:07