パナソニック、調光に対応、価格を抑えた直管型LEDランプとベースライト

 パナソニックは、「L型口金」を採用した直管型LEDライトのラインナップに、ベースライト器具114品番とランプ5品番を追加、4月1日より順次発売する。希望小売価格は、器具がランプ込みで25,200円~147,000円、ランプ単体が8,925円~12,600円。

直管型LEDランプ搭載ベースライト NNF42001LX9直管型LEDランプ 色温度3,500K(温白色)

 いずれも日本電球工業会の直管形LEDランプの規格「JEL801」に対応した、L形口金(GX16t-5口金)を採用した器具とランプ。パナソニックによれば、L形口金は省エネに加えて安全・安心が求められる官公庁やオフィス、店舗などを中心に採用され、好評を博しているという。今回はユーザーニーズに対応するため、明るさや調光、色温度の違いなど、品揃えを拡充した。

 器具では、明るさを抑えた「省エネ出力型」と、明るさが強めの「定格出力型」の2タイプが用意される。いずれも従来のベースライト「NNF42001LX9」などではできなかった調光に対応する。

 蛍光灯と比べた省エネ性能では、40形LEDランプを搭載した定格出力型の場合、Hf32形蛍光灯とほぼ同等の明るさで、かつ約17%の省エネができるという。また、同じく40形LEDランプを搭載した省エネ出力型では、FLR40形蛍光灯とほぼ同じ明るさで約45%の省エネになるという。

 ランプでは、明るさや色温度の違いで計5品番を追加。色温度は3,000K(電球色)/3,500K(温白色)/4,000K(白色)/5,000K(昼白色)/6,500K(昼光色)の5パターンから選べるようになった。

 このほか、既発売の直管型LEDランプについては、従来比で約23~25%となる値下げを行なう。

 パナソニックでは、これで照明器具182品番とランプ10品番の組み合わせが可能となり、直管型LEDランプ搭載ベースライト全体で、従来比約2倍となる1,034品番の組み合わせが実現するとしている。

定格出力型器具における、蛍光灯との比較省エネ出力型器具における、蛍光灯との比較
直管型LEDランプの品揃えも追加された





(正藤 慶一)

2012年3月1日 15:55