三井不動産販売、ソーラー導入とLED化で88.2%節電した時間貸駐車場

「三井のリパーク 日本橋本町2丁目」

 三井不動産販売は、ソーラーパネルによる太陽光発電の導入と、照明器具のオールLED化により、従来よりも最大88.2%の節電を行なう有料駐車場を設置した。省エネ化されたのは、東京都中央区の時間貸し駐車場「三井のリパーク 日本橋本町2丁目」。

 導入された太陽光発電システムは「ハイブリッドソーラーシステム」と称しており、ソーラーパネルにバッテリーやインバーターを組み合わせている。太陽が出ている昼間に発電してバッテリーに電気を溜め、夜間の照明に使用する。ソーラーパネルの発電量は、370W/時間で、平均照明時間を12時間とすると、発電量は1日当たり4.4kW、年間で1,621kWとなる。

「ハイブリッドソーラーシステム」の構成
ソーラーパネルの設置イメージ

 また、照明機器のオールLED化も同時に行なった。これによる削減量は、1,919W/時間で、平均点灯時間を12時間とすると1日当たりの削減量は23kW、年間8,404kWとなる。

 2つのシステムの組み合わせにより、1日当たり31.1kWだった消費電力が最大で88.2%削減できるとしている。

消費電力削減量





(伊達 浩二)

2011年11月16日 14:45