東京電力、60万kWの鹿島火力発電所4号機が故障

~8月6日に復旧予定
鹿島火力発電所(資料写真)

 東京電力は、鹿島火力発電所4号機(60万kW)が故障し、7月27日22時に発電を停止して修理を行なうと発表した。発電再開は8月6日の予定。

 鹿島火力発電所4号機は、7月9日に行なわれた設備パトロール時に、ボイラー設備からの燃焼ガスの微量な漏れが確認され、監視を強化しながら運転を続けてきた。しかし、ガス漏れが拡大する可能性があると判断され、修理が行なわれることとなった。

 東日本大震災による原子力発電所の停止により、全国的に電力需給が逼迫している。中国電力の三隅発電所1号機のように、1台の大型火力発電所の故障が、需給状況を悪化させる可能性が高くなっている。東京電力管内においても、震災で被災した発電所や、休止していた発電所を修復して稼働させている状態であり、9月22日の節電期間終了までは故障などの情報に注意が必要とされる。






(伊達 浩二)

2011年7月27日 17:33