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東京電力、鹿島火力発電所内の爆発事故報道に否定のコメント
(2013/1/30 22:13)
東京電力は30日、茨城県神栖市の鹿島火力発電所においてガス爆発事故があったという一部報道について、Webサイトのトップページに「お知らせ」として、「本日(平成25年1月30日)、一部報道において、当社鹿島火力発電所でのガス爆発の可能性について報じられておりますが、現時点において爆発の形跡は確認されておりません。」というコメントを発表した。
報道によれば、鹿島火力発電所の敷地内にてガス爆発事故があり、作業員1名が死亡したとしている。
鹿島火力発電所は、1号機から6号機までの合計出力が440万kWに達する日本最大級の大規模火力発電所。東京電力の火力発電所の中でも、比較的古く1970年台初頭から稼働している。2011年3月の東日本大震災で被災し、同年4月から5月にかけて運転を再開した。
既存設備については、小さな事故が多く、2012年7月と11月に2号機が発電を停止し、同年8月に1号機が火災を起こしていた。
2012年には、電力不足を補うための緊急設置電源としてガスタービン発電施設(7号機1/2/3)が稼働し、約80万kWを発電している。さらに2014年にはガスタービン発電施設をコンバインドサイクル化することで出力と発電効率を強化する予定となっている。