パナソニック、ビルトイン食器洗い乾燥機について注意喚起

~レバーのガタつきなどがあった場合は有償修理を推奨

 パナソニックは、同社が販売した「幅30cmビルトイン食器洗い乾燥機」について、ドアが閉まりにくかったり、ハンドル(レバー)がガタついた場合、有償の修理をするように呼びかけている。

 対象製品は、同社が1990年12月から2006年までに製造したNational(ナショナル)ブランドの「幅30cmビルトイン食器洗い乾燥機」で、品番は「NP-3000BP」「NP-3000BW」「NP-3000M(フロアータイプ)」「NP-U30A1P1」。ドアが閉まりにくい、ハンドル(レバー)のガタつきがある場合、それは製品の故障であるとして、修理の依頼をするように呼びかけている。故障状態のまま使い続けると、内部配線に力が加わり、まれに匂いや煙が発生し、場合によっては発火にいたる可能性があるという。

ドアが閉まりにくい、ハンドル(レバー)がガタつくなどの症状があった場合、それは故障だとして、速やかな修理を呼び掛けている製品の型番はドアを開き、本体上部の吸気フィルターの下面に表示されている。正面からだと確認しずらいので、下から覗き込むようにして見る

 今回の呼びかけは長期使用で経年劣化が進み、重大な事故が発生することを未然に防ぐための「長期使用製品安全点検制度(消費生活用製品安全法)」に基づいたもので、修理は有償となる。パナソニックでは、修理専用窓口と問い合わせ窓口を用意して、対応にあたっている。

 また、同製品OEMは大阪ガス、クリナップ、サンウェーブなどの各ガス会社、キッチンメーカーからも販売されおり、販売元によって製品の品番が異なっている。詳細は同社のホームページに掲載されている。



(阿部 夏子)

2011年6月3日 15:41