フィリップス、従来光源比で最大80%省エネする店舗/施設向けLEDランプ

 フィリップスは、ダイクロハロゲン電球に置き換えられる店舗・施設向けのLEDランプシリーズ「MASTER LEDspot(マスターLEDスポット)」のラインナップを拡充。新製品を4月より発売している。

 マスターLEDスポットは、主に店舗や施設で広く使用されているダイクロハロゲンランプとの置き換えを狙ったLEDランプシリーズで、2シリーズが新たに追加された。従来光源からマスターLEDスポットのランプに交換することで、最大80%の省エネが実現可能という。

 E11口金の新製品「MASTER LEDspot MV」は、市場で約450万本使われているとされる100/110V用の「LEDランプ。ビーム角は12/25/40度の3種類が用意される。定格消費電力は7W、色温度は3,000Kの電球色、全光束は300lm。平均寿命は40,000時間。価格はオープンプライスで、参考価格は7千円前後。

MASTER LEDspot MVMASTER LEDspot MVの使用イメージ。E11口金に取り付けられる

 「MASTER LEDspot LV MR11」は、宝飾店や時計、化粧品などのショーケース内に使用されている、直径35mmのダイクロハロゲンランプに交換できるLEDランプ。4種類が用意され、口金はGU4とEZ10、色温度は2,700Kの電球色と4,000Kの温白色から選べる。消費電力は4W、ビーム角は24度、全光束は140/150lm(電球色/温白色)、平均寿命は37,000時間。電圧はローボルト(12V)。価格はオープンプライスで、参考価格は9千円~1万円前後。

MASTER LEDspot LV MR11MASTER LEDspot LV MR11の使用イメージ。直径35mmサイズのダイクロハロゲンランプと交換する

 なおMASTER LEDspotシリーズでは、これまでに、直径50mmのダイクロハロゲンランプに交換できる「MASTER LEDspot LV MR16」を、既に発売している。

MASTER LEDspot LV MR16MASTER LEDspot LV MR16の使用イメージ。発売中
LED照明が採用されたふ、フィリップスのオフィス。左が1階のコミュニェーションスペース、右が2階のオフィスフロア

 フィリップスではまた、東京・品川にある自社オフィスビルの1階と2階の照明を、MASTER LEDspotなどのLED照明にリニューアルしたことについても発表している。






(正藤 慶一)

2011年5月27日 16:41