日立、高温で米を浸して甘みを引き出す高級炊飯器「ふっくら御膳」

　日立アプライアンスは、圧力をかけた状態でスチームを発生させる「圧力スチーム炊き」を進化させた「ふっくら御膳 RZ-YW3000M」を6月23日に発売する。価格はオープンプライスで、予想実勢価格は11万円前後(税抜)。

日立アプライアンス「ふっくら御膳 RZ-YW3000M」

　5.5合(1.0L)炊きの高級IHジャー炊飯器。従来モデルから搭載されていた、圧力を掛けた状態でスチームを発生させる「圧力スチーム炊き」を進化させたモデル。内釜は伝熱性に優れた「高伝熱 打込鉄釜」を採用。内釜の特性に合わせた炊飯制御により、炊きムラを抑えるとする。

真空断熱材や空気断熱層などで、熱を閉じ込めて高温を保つ「全周断熱構造」を採用

炊飯時には温度や気圧を細かく制御する。上図は「白米・極上ふつう」コース炊飯時

　ごはんの炊き上がりは、「極上しゃっきり」「極上ふつう」「極上もちもち」などのコースを選択可能。「白米・極上ふつう」コースでは、高温で米をしっかりと浸すことなどにより、従来機種と比べ、ごはんの甘みを向上させたという。

蒸気カット非搭載機(左)との比較

　さらに炊飯時に、ほとんど蒸気を排出しない「蒸気カット」を搭載。炊飯時にカットした水分は、保温時にふたヒーターや側面ヒーターで加熱。スチーム化することで、ご飯のつややかさを保つという。

　本体サイズは、268×352×237mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約6.6kg。炊飯時の消費電力は1,400W。炊飯容量は、0.5合〜5.5合。カラーはメタリックレッドとパールホワイトの2色。

　また「圧力スチーム炊き」を搭載した5.5合炊きのリーズナブルモデル「RZ-YV100M」と、1升(1.8L)炊きの「RZ-YV180M」を、7月21日に発売。価格はオープンプライスで、予想実勢価格は順に、65,000円前後、68,000円前後(いずれも税抜)。