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IHクッキングヒーターは「安全・クリーン・便利」、JEMAが啓発活動を実施

IHクッキングヒーターの説明会を開催

 JEMA(日本電機工業会)は、IHクッキングヒーターの啓発活動の一貫として、安全で便利に使えるIHクッキングヒーターの説明会を記者向けに開催した。

 JEMAでは、IHクッキングヒーターの上手な使い方を啓発する「IHクッキングヒーター専門委員会」を発足。アイリスオーヤマ、三化工業、シャープ、パナソニック、日立アプライアンス、三菱電機ホーム機器の6社が参画している。

 IHクッキングヒーター専門委員会 森本委員長は、IHクッキングヒーターの普及について次のように語った。

 「IHクッキングヒーターは2000年以降に普及が始まり、国内出荷台数は1,101万台を突破しました。オールメタルでアルミ鍋にも対応するモデルや、光センサーで温度管理する安全設計、3.2kWの大火力を実現するなど、さまざまな進化を遂げてきました。実際にユーザーからは、火を使わなくて安全、フラットトップで手入れが簡単など、満足の声をいただいています。今後もさまざまな取り組みを通して、啓発活動を実施していきます」

IHクッキングヒーター専門委員会 森本委員長
2000年以降に普及していっている
オールメタル化や3.2kW大火力の実現など、進化を遂げてきた

 同委員会では、ユーザーがIHクッキングヒーターを購入する際のポイントとして「安全・クリーン・便利・高火力」の4つが挙げられるという。

 安全面では、火を使わないほか、自動OFF機能や立ち消えがない点も評価を得ている。

 クリーン性では、天面がフラットなため手入れが簡単だという。汚れたときはサッと拭くだけでキレイになり、上昇気流が少ないためレンジフードが汚れにくい点もポイントとしている。

 便利性では、細かな温度設定で揚げ物などの調理がしやすい点を訴求する。また、輻射熱が少ないため、夏にそうめんなどを茹でたときも暑くならず、快適に調理できるという。

 高火力については、鍋底がヒーターになるため熱効率は約90%を実現。会場では500mlの水の湯沸かしを行なったところ、1分13秒で沸騰していた。なお、同委員会の調査によると電気ケトルでは500mlの水を沸かすのに2分55秒掛かるという。IHクッキングヒーターでは、半分以下の時間で湯沸かしを可能にする。

火を使わないため安全に使える。輻射熱が少なく、周囲が熱くなりにくい
天面がフラットなため汚れが拭きやすい
500mlの水を入れる
1分13秒で沸騰していた

 また会場では、パナソニック、三菱電機ホーム機器、日立アプライアンス、アイリスオーヤマの4社が、IHクッキングヒーターを使った調理の実演を行なった。以下では、各社の実演内容を紹介する。

パナソニック、細かな温度調整や音声ガイド搭載の「Vシリーズ」

パナソニックは「200V IHクッキングヒーター ビルトインタイプ Vシリーズ」

 パナソニックは、「200V IHクッキングヒーター ビルトインタイプ Vシリーズ」を展示。細かな温度調整やお知らせ機能により、失敗なく調理ができるという。操作部には「焼き物」メニューとして、「ハンバーグ・ポークソテー・ホットケーキ・お好み焼き・冷凍餃子」を搭載。それぞれに適した温度に自動設定するという。

 実際にホットケーキメニューを選択したところ、温度は160℃に設定された。音声ガイドにより、フライパンが十分に加熱されるとタネを流し込むように促される。タネを投入すると焼き時間が表示され、時間になると今度は音声ガイドで裏返すように通知される。お知らせ機能に沿って調理したホットケーキは、キレイな焼き色がついた仕上がりに。

 また、設定温度より上昇することがないため、2枚目、3枚目と焼いても焦げ付かず、焼き色はキレイなままだという。一般的に、ホットケーキを焼く際は一度フライパンを濡れ布巾の上で冷ます必要があるが、Vシリーズなら一定の温度に保つため、フライパンを冷ます手間なく連続して焼くことができる。

 一定の温度に保てるため、板チョコをフライパンに直接投入して電源を入れても、焦げることなく溶かせるという。実際に板チョコを入れたフライパンをとろ火で加熱。15分ほど放置してもチョコはトロっと溶けたままで、焦げることはなかった。マシュマロに、溶けたチョコを付けて試食したところ、チョコはトロっとしており固まっている部分もなかった。

ホットケーキ用のメニューを備える。温度は160℃に自動設定
タネを流し込むと焼き時間3分と表示
音声ガイドにより裏返すよう案内される。キレイな焼き色が付いていた
フライパンに板チョコを直接入れる
とろ火で加熱。見た目は普通の板チョコ
しっかり溶けている。15分放置しても焦げることはなかった

 グリル部にもIHを搭載しており、大火力ですばやく調理できるという。このほか、80〜120℃の低温設定もでき、ローストビーフやささみなど、低温でじっくり調理する必要があるメニューなどにも対応する。別売りの「ラクティブパン」を使用すれば、燻製調理を作ることもできる。

グリルメニュー
別売りの「ラクティブパン」。燻製調理などができる
低温調理のローストビーフも作れる。幅広いメニューに対応

三菱電機、「ゆでもの」機能でふきこぼれを抑える「びっくリングIH」シリーズ

三菱電機ホーム機器「びっくリングIH」シリーズ

 三菱電機ホーム機器の「びっくリングIH」シリーズは、ふきこぼれを抑制する「ゆでもの」機能を実演。独自の「びっくリングコイルP」が、鍋底を分解加熱する。自動で外向き対流と内向き対流を交互に起こすため、ふきこぼれを抑えながらめん類や野菜を茹で上げる。

 グリル部では、パウンドケーキやパンを調理。パウンドケーキを試食したところ、しっとりした食感で美味しくいただけた。

 また、グリル部の有効高さは90mmと業界最大で、高さのある食材も丸ごと入れられる。ドアは引き出したときに下がる設計のため、大皿などの取り出しがスムーズにできる。

独自の「びっくリングコイルP」を採用
「ゆでもの」機能でふきこぼれを抑える
操作部
グリル部は高さがありパウンドケーキも丸ごと入れられる
ドアは引き出したときに下がる設計
大皿も取り出しやすい

日立、専用皿でパエリアも作れる「火加減マイスター」

日立アプライアンス「火加減マイスター」

 日立アプライアンスは、3口IHクッキングヒーター「火加減マイスター」を展示。グリル/オーブン用に、専用皿「ラク旨グリル(波皿)」と「ラク旨オーブン(平皿)」が付属する点が特徴。

 会場では「ラク旨オーブン」を使ってパエリアの調理が行なわれていた。オーブン機能では80℃〜280℃まで13段階で温度設定でき、好みの調理が楽しめるという。

 IHヒーター部は、「適温調理」機能を搭載。光・温度センサーが温度を見張り、設定した温度をキープする。「卵焼き」や「揚げ物」モードを用意し、火加減の難しい料理もかんたんに美味しく調理することができる。

専用皿を2つ用意
パエリアの調理もできる
IHヒーター部には適温調理機能を備える
「卵焼き」モードに設定すれば、温度をキープするため焦げ付く心配がないという

工事不要、100V電源で使えるアイリスオーヤマのIHコンロ

アイリスオーヤマ「2口IHコンロ」。一般的なガステーブルと同じ幅で簡単に設置できる

 これまで紹介したIHクッキングヒーターがビルトインタイプなのに対し、アイリスオーヤマは100V電源で工事いらずで使える「2口IHコンロ」を展示。一般的なガステーブルと同じ幅で簡単に設置でき、100Vのコンセントに差し込むだけですぐに使用できる。

 最大1,400Wのハイパワーを実現しており、高温加熱でチャーハンなどの調理も可能とする。揚げ物温度も、150℃〜200℃の6段階できめ細かな温度制御ができる。

100Vのコンセントに差し込むだけですぐに使用できる
操作部
卓上タイプや炊飯鍋も展示されていた

(西村 夢音)