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ハウステンボスの「変なホテル」にシャープのロボットを導入

 シャープは、7月17日に開業した長崎・ハウステンボスの「変なホテル」に同社製のロボットを納入した。開業中の全72室に設置されており、2016年3月にはさらに72室が完成し、ロボットは全室に設置される予定。

 変なホテルは、先進技術を導入し、メインスタッフをロボットにしたホテル。快適に宿泊できるホテルをリーズナブルに提供するため、電力やゴミ削減、作業効率化の工夫が施されている。客室に冷蔵庫を設置せず、アメニティも最小限にし、浴衣やパジャマを用意しないことなどでコスト削減を実現した。

ちゅーりーロボ
ポーターロボット

 同社が納入したロボットは、ハウステンボスと共同開発した「ちゅーりーロボ」と、チェックインした宿泊客の荷物を運びながら客室まで案内する「ポーターロボット」の2種類。

 「ちゅーりーロボ」は、ハウステンボスのマスコットキャラクター“ちゅーりーちゃん”を原型としたコンシェルジュロボット。客室のベッドサイドに設置され、本体に向かって声で指示するだけで照明のON/OFFや、アラームのセット、天気情報の取得ができる。宿泊客が快適に過ごせるようにサポートするという。

 シャープは、今後もさまざまなシーンで人々の役に立つロボットを開発していくとしている。

西村 夢音