ニュース
ガラストップで洗濯中の動きが見えるプラズマクラスター洗濯乾燥機
(2015/6/1 11:37)
シャープは、ガラストップスタイルを採用した縦型洗濯乾燥機2機種を、6月25日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、洗濯/乾燥容量が9kg/4.5kgの「ES-GX950」が17万円前後、8kg/4.5kgの「ES-GX850」が16万円前後(税抜)。
天板部がシースルー設計の縦型洗濯乾燥機。洗濯中の動きがわかる設計としている。衣類の出しやすさにもこだわっており、投入開口部の高さは約825mmのローボディを実現。高齢者や背の低い女性でも、出し入れするときの体勢に無理がなく、負担を軽減できるとしている。
また、投入口を広くし、大量の洗濯物もスムーズに取り出せる。ワイド投入口は、縦型洗濯乾燥機の常識である内フタを省略し、操作パネルの構造を見直すことで実現した。「ES-GX850」の場合、2014年に発売した「ES-TX840」と比較して、投入口面積が約23%アップしている。
身長154cmの女性でも取り出しやすいローボディ洗濯機
シャープ 健康環境システム事業本部 ランドリーシステム事業部 檜垣 整氏は、縦型洗濯乾燥機の需要傾向について次のように語った。
「洗濯機を選ぶ際のポイントとして、洗浄力はもちろん、使いやすさを重視する人は多くいます。高齢化社会の日本では、人口の3割が60代以上の高齢者です。また、成人女性の平均身長が154.2cmということからも、無理のない体勢で使える洗濯機を目指しました。ローボディ設計にし、衣類の取り出しやすさにこだわっています」
会場では、実際に身長150cm台の女性が毛布を洗濯槽に入れる場面も。腰をかがめたりすることなく、スムーズに入れていた。反対に従来機種で試したときは、毛布を高く持ち上げたり、取り出すときにも苦戦していた。
シースルー設計で“洗濯中の動きが見たい”という声を反映
本体の天板は、ガラストップスタイルを新採用。光沢のあるフラットデザインで、汚れたときに拭きやすいため手入れが楽だという。内フタがなくシースルー設計のため、洗濯の様子もわかるようにしている。ユーザーからの“洗濯中の動きを見たい”という声に応えたという。
このほか、洗剤ケースも改良。丸型だったケースを四角形にすることによりワイド幅を実現し、洗剤や柔軟剤を投入しやすくしている。
洗浄力も進化し、黒カビなどの侵入を防ぐ独自の穴なし槽にダイヤカットを施した。これにより槽内壁に凹凸が生まれ、水流が加速してこすり洗い効果を発揮する。衣類をすばやく洗剤液に浸す「パワフルシャワー」も搭載。これまでは、衣類が水に浮いてしまっていたが、シャワーの力により素早く洗剤液に浸せ、ケチャップや頑固なドロ汚れもキレイに洗い上げる。
運転終了後にプラズマクラスターイオンを槽内に放出して、カビ菌の繁殖を抑える「プラズマクラスター槽クリーン」や、衣類を槽内のハンガーに干して乾かせる「ハンガードライ」なども従来機種より継承する。
ES-GX950の本体サイズは、600×665×1,020mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約46kg。消費電力は洗濯で280W、乾燥で930W。標準使用水量は洗濯で95L。洗濯と乾燥で75L。運転音は洗濯時で37dB、脱水時で38dB、乾燥時で44dB。本体カラーはES-GX950がゴールド系、ES-GX850がシルバー系、ピンク系。