羽釜の形状を再現、かまど炊きの美味しさを目指したIHジャー炊飯器

　東芝ホームテクノは、かまど炊きの美味しさを目指した「真空圧力IHジャー炊飯器」2機種を7月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、最大炊飯容量1.0Lの「RC-10VXJ」が65,000円前後、1.8Lの「RC-18VXJ」が68,000円前後(税抜)。

「真空圧力IHジャー炊飯器 RC-10VXJ」グランホワイト

グランレッド

　内釜に、独自の鍛造製法の「鍛造かまど本丸鉄釜」を採用したIHジャー炊飯器。熱対流を生む上部のすぼまりや側面の丸み、熱を蓄える厚さ5mmの釜底などから、羽釜の形状を実現している。発熱効率の高い鉄を新採用しており、かまど炊きのような熱対流と大火力の加熱で、一粒一粒をふっくらと炊き上げられるという。

　炊飯コースには、新たに「麦ご飯」を用意し、食物繊維が豊富な「麦ご飯」を手軽に炊けるようにした。麦は白米よりも軽く浮きやすいが、芯まで吸水させてしっかり熱を伝えるため、炊きムラを抑えられるという。また、内釜の水位線も麦専用を設けている。

内釜は、羽釜の形状を再現した「鍛造かまど本丸鉄釜」

　機能面では、米を美味しく炊くための「真空うまみ引き出し」を搭載。加熱する前の「ひたし」の間に、本体の真空ポンプで内釜内の空気を抜き、米の芯までしっかり吸水させる。短時間で十分な吸水ができるように真空と常圧を繰り返し、米のうまみ成分(おねば)も引き出すという。

　このほか、沸騰力を高め“カニ穴”を作る「釜底WAVE加工」や、炊飯コースに合わせて圧力を制御する「圧力可変コントロール」などを従来機種より継承する。

　炊き分けコースは、「本かまど/本かまどしゃっきり/本かまどもちもち/ふつう/おこげ」の5つを用意。

　「RC-10VXJ」の本体サイズは、270×360×229mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約6.2kg。消費電力は1,420W。本体カラーは、グランホワイトとグランレッドの2色。

銅釜を採用した機種もラインナップ

　下位機種として、内釜に「鍛造かまど銅釜」を採用した、「真空圧力IHジャー炊飯器 RC-10/18VSJ」2機種、「真空IHジャー炊飯器 RC-10/18VRJ」2機種を、6月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、46,000円～30,000円前後(税抜)。カラーはいずれも、グランホワイトとグランレッドを用意する。

「真空圧力IHジャー炊飯器 RC-10VSJ」グランホワイト

「真空IHジャー炊飯器 RC-10VRJ」グランレッド