ニュース
タンニン酸加工フィルターでアレル物質を99%以上不活化させる「ふとんパンチクリーナー」
(2015/3/23 15:21)
LGエレクトロニクス・ジャパンは、タンニン酸加工フィルターを採用した寝具専用クリーナー「ふとんパンチクリーナー VH9231シリーズ」を4月上旬より発売する。紫外線によるUV除菌ステーションが付属する「VH9231DS」と、UV除菌ステーションが省略された「VH9231D」の2機種で、希望小売価格は順に29,800円、19,800円(いずれも税込)。
寝具に付着しているダニやホコリなどを取り除く、専用掃除機。LGのふとんパンチクリーナーでは、1分間に約4,000回上下振動する半円型のパンチプレートを2箇所に装備、強く小刻みに布団を叩くことで寝具の繊維に絡んだダニの死がいやフン、花粉、ほこりなどを表面に浮かせて除去する。
新モデルでは、吸引力を強化するため、新たなモーターを採用し、吸込仕事率は従来の約2倍以上になったという。ふとんパンチクリーナーの除去性能に関しては、第三者機関のITEA(東京環境アレルギー研究所)にて、実証実験も行なっており、その結果、試験用寝具に散布されたダニアレル物質を約98%、スギ花粉アレル物質を約97%除去できることが実証されている。
また、取り除いたゴミが溜まるダストボックスには、アレル物質分解素材タンニン酸をコーティングしたHEPAフィルターを備える。タンニン酸は、防ダニ率100%の布団「ダニゼロック」を製造するヤマセイ株式会社製の技術で、HEPAフィルターでキャッチしたダニなどのアレル物質を変性させて不活化するという。
スポンジフィルターと二段構造のHEPAフィルターを配置することで、微細なチリもしっかりキャッチし、ITEAの試験によると、排気中に含まれる1~5μmの粒子の数は、従来機種が42万個だったのに対し、新モデルでは0個だった。
上位機種に搭載されているUV除菌ステーションは、使用後本体を載せると、約5分間紫外線を自動で照射する。
使い勝手の面では、人間工学に基づき、本体に約40度の傾斜を設け、布団に接する面にはローラーを装備する。手首や腰の負担を軽減して最小限の力で使用できるという。
本体サイズは200×417×267mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.1kg。消費電力は180W。本体カラーはホワイト。