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4年ぶりにフルモデルチェンジしたフィリップスの電動シェーバー

S9711/33

 フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、約4年ぶりにフルモデルチェンジしたフラグシップモデル「9000シリーズ」を9月上旬より発売する。小泉成器が輸入代理店を務める。

 機能や付属品の異なる5機種をラインナップする。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、「S9711/33」が51,800円前後、「S9521/26」が40,800円前後、「S9521/12」が35,800円前後、「S9151/26」が30,800円前後、「S9151/12」が25,800円前後。いずれも税込価格。

左側面から見たところ(以下、写真はすべてS9711/33のもの)
本体の裏面
本体の底面に充電器への差し込み口がある
本体を持つと充電残量を表示する。充電残量はS9711/33のみ%で、そのほかの機種は5段階/3段階のLEDで表示する

 9000シリーズは、ユーザーの求める「肌に対するやさしさ」「剃り残しの少なさ」「深剃り性能」の3つのニーズに対応した電動シェーバー。3つのニーズを実現する機能として、各ヘッドを浮き沈みさせる「輪郭検知テクノロジー」と、外刃と内刃をV字型にした「ダブルVトラック刃」を搭載する。

 輪郭検知テクノロジーでは、従来の3つのヘッドが独立して動くシステムに加え、各ヘッドの外刃も浮き沈みすることで、合計8方向に動いて肌に密着する。肌の凹凸との密着度を高めることで、1ストロークでのパフォーマンスが20%向上したという。

輪郭検知テクノロジーでは、3つのヘッドに加え、外刃も動く
指で軽く押さえるだけで外刃が傾く

 ダブルVトラック刃では、ヒゲを捉える外刃とヒゲを剃る内刃の両方をV字型に改良。厚みも改良した外刃が捉えたヒゲを、V字型に加工された鋭い切れ味の内刃でカットする。これに加え、刃の枚数も21枚から24枚に増やし、同社の従来機種に比べて最大30%の深剃りを実現したという。

V字型の外刃と内刃がヒゲを深剃りする
刃の枚数も21枚から24枚に増加
外刃がV字型になっている

 S9711/33、S9521/26、S9521/12の3機種には、ヒゲの濃さや太さ、肌の状態に合わせて回転数を3段階に設定できる「パーソナルコンフォート設定」を搭載する。

 また、本体をセットしてボタンを押すと、洗浄から充電までを自動で行なう洗浄充電器「スマートクリーンシステム」を改良した。デザインをこれまでの角形から丸形に一新しているほか、サイズも日本の住環境に合わせて一回り小さくしている。

 これまでの充電器は、ボトル型の洗浄液を使用していたが、最新機種では交換式のカートリッジに変更。洗浄液を補充する手間を省いた。洗浄液はアルコールフリーのもので、肌の乾燥を防ぐ。

 さらに、洗浄機の内部にヒゲくずなどが溜まるというユーザーの不満を、2層構造のフィルターを搭載することで解消した。1つめのフィルターで、ヒゲくずや泡、ジェルを捉え、2つめのフィルターがより細かい汚れをキャッチして、洗浄液をきれいに保つ。

スマートクリーンシステムの紹介映像

 S9711/33の本体サイズは59×70×164mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は169g。電源は単3リチウムイオン電池。充電時の消費電力は9W。充電時間は約1時間。使用時間は約50分。IPX7の防水性能を持つ。カラーはブラック×シルバー。充電アダプター、洗浄充電器、クリーニングカートリッジ、ヒゲスタイラー、洗顔ブラシヘッド、洗顔ブラシ保護キャップ、収納ケース、保持板ホルダーが付属する。

 9000シリーズは、初期の段階から日本主導で開発を進めてきた。製品を導入する1年半前から、グローバルチームと日本チームが共同開発してきた。導入にあたっては、デザインテストやコミュニケーションテスト、機能コンセプトテストを合計5回も行なったという。

75年の歴史で市場の変化に合わせて進化した電動シェーバー

フィリップス エレクトロニクス ジャパン コンシューマーライフスタイル事業部 シニア マーケティング マネージャーの今泉秀一氏

 フィリップス エレクトロニクス ジャパン コンシューマーライフスタイル事業部 シニア マーケティング マネージャーの今泉秀一氏は、冒頭の挨拶で、1939年に誕生した1号機から続く同社シェーバーの75年の歴史について語った。

 それによると、3ヘッドの電動シェーバーは1966年に誕生しており、2007年には現行モデルに近いデザインの電動シェーバーが発売されている。

 また、電動シェーバーの市場についても言及し、現在は、同社の主流となる回転式シェーバーと他社の採用する往復式シェーバーの2つに分かれると述べた。その上で、同社が回転式にこだわる理由として、肌にやさしくヒゲを剃れるなど消費者の得られる恩恵が回転式の機構に詰め込まれているからとした。

 さらに、同社の製品は電動シェーバー市場の上回る成長を遂げていると語る。2011年には市場の101%に対し104%、2012年には市場の98%に対し104%、そして2013年には市場の100%に対し128%の成長を実現しているという。

 国内市場においても、日本人に合わせた徹底的なローカライズを行なっており、肌をやさしく剃りたい、自分らしいデザインにしたい、かっこいいデザインのシェーバーが欲しいといった、ユーザーのニーズに対応していると訴えた。

(中野 信二)