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反応スピードが約1.6倍高くなったダイキンの「加湿ストリーマ空気清浄機」

「加湿ストリーマ空気清浄機」。適用床面積31畳の「MCK70R」

 ダイキン工業は、高感度のホコリセンサーを搭載した「加湿ストリーマ空気清浄機」3機種を9月9日より発売する。適用床面積31畳の「MCK70R」、25畳の「MCK55R」、19畳の「MCK40R」の3機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に6万円前後、5万円前後、45,000円前後。

 ダイキン独自の除菌・脱臭技術「光速ストリーマ」に加え、イオンの力で部屋に染み付いた臭いや菌を除去する技術「アクティブプラズマイオン」の放出機構を搭載した加湿機能付き空気清浄機。

 新モデルではPM2.5や黄砂など空気中の有害物質に対する意識が高まっており、室内の汚れを素早く除去したいというニーズが増えているとして、素早く反応する高感度ホコリセンサーを新たに搭載した。微小粒子に対する反応スピードを従来比約1.6倍に高め、自動運転時には運転開始から約15分で室内の汚れ具合を従来比約50%に低減できるという。ニオイセンサーと組み合わせることで、ニオイ、大きな粒子、微小粒子の3種類の物質を識別し、モニターでそれぞれ3段階で示し、部屋の汚れ具合をわかりやすく表示する。

 適用床面積31畳の「MCK70R」では、左右側面と前面下部の3方向の吸い込み口から、床上のホコリもしっかり吸引。ホコリや花粉を「プラズマイオン化部」に帯電させ、「高性能フィルター」の繊維に吸着させる電気集じん方式を採用しているため、フィルターのみで集じんする方式に比べ、集じん効率が維持できる。フィルターのみで集じんする場合、使用10年後の集じん効率は初期の約50%になるのに対し、電気集じん方式では初期の約70%を高い集じん効率を持続できるという。

 衛生面では、加湿フィルターは抗菌・防カビ仕様で、光速ストリーマが加湿フィルター、加湿水を照射して除菌する。

 使い勝手の面では、内蔵の温度センサーで室温の変化を感知し、室温に合わせて風量を自動で切り換える「きれいサーキュレーター」機能、ホコリと臭いをセンサーで感知しながら、自動で運転を制御する「eco節電モード」、適用床面積31畳の「MCK70R」では外出時に集中的に空気をきれいにする「るすばんターボ」も搭載する。

 MCK70Rの本体サイズは395×287×620mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は12.5kg。最大風量は7立方m/分。加湿機能を併用する場合の適用床面積は約18畳。1時間あたりの加湿能力は639ml。本体カラーはホワイト、ビターブラウン。

阿部 夏子