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オムロン、10歩で姿勢をチェックできる歩行姿勢計「ウォークスキャン」

〜“美しい姿勢”が腰痛や肩凝りを改善

オムロンヘルスケアの宮田喜一郎 代表取締役社長とウォーキングインストラクターの谷英子先生

 オムロンヘルスケアは、歩行時の姿勢をチェックし、美しい姿勢を目指す「歩行姿勢計 ウォークスキャン HJA-600T」を9月20日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は9,980円前後。

 歩行姿勢と歩行バランス、歩数、消費カロリーの4項目を測定できる歩行姿勢計。本体を腰に取り付けて歩くと、歩行時の姿勢をチェックできる。

 同社によると、姿勢や歩き方は、肩凝りや腰痛、体型の崩れ、見た目の美しさに大きく影響する。 ウォークスキャンでは、自分では判断できない歩行姿勢を計測することで、美しい姿勢に近づけるという。

歩行姿勢計 ウォークスキャン HJA-600T。iPhoneアプリと連携して使う
本体は卵1個ぶんのサイズ。液晶画面は搭載しない
腰の後ろ側に装着する

 本体は、iPhone専用のアプリ「美姿勢ウォーキング」と連携して使う。使い方は、本体を腰に取り付けて、アプリの測定開始ボタンを押した後に、歩行する。チェックの結果は、6タイプのキャラクターと点数によって、アプリ上に表示される。

6タイプのキャラクターに分けて判定する。理想は「きらきらフラミンゴ」。「アヒル」や「ペンギン」はそれぞれ改善点がある。左右バランスが悪いと、「フラミンゴ」「ふらふらアヒル」「ふらふらペンギン」と判定される

 歩行姿勢のチェック基準は、腰から前に歩けているかを示す「腰の位置」、膝が伸びて歩けているかを示す「足の運び」、左右のバランスがとれているかを示す「歩行バランス」の3点としている。

アプリを立ち上げると、本体に蓄積された測定結果が自動で転送される。アプリのトップページには、歩数と総消費カロリーも表示される
アプリ上で測定開始ボタンを押して、歩く
判定結果の例。「アヒル型」だと、腰の位置や左右のバランスは良いが、膝が曲がっていて、歩幅が狭いという

 歩行姿勢の測定には、加速度センサーを用いている。同社では日本人女性300人分の歩行データをサンプリングし、歩行時の加速度センサーの波形によって、歩行姿勢を判別する独自のアルゴリズムを開発したという。

「腰の位置」「足の運び」「歩行バランス」が判定基準
加速度センサーの波形で、姿勢を判別する

 測定モードは、10歩歩いて手軽に測定できる「10歩チェック」のほかに、「3分ウォーク」も用意される。3分ウォークでは、3分〜10分間しっかり歩いて、より詳しく姿勢を確認できる。

3分ウォークのアプリ画面
3分ウォークでは、靴の種類を「ハイヒール/フラットシューズ/素足」から選べるので、より精密に測定できるという
ちなみに、測定時にはアプリ上に装着方法も表示する。ズボンの後ろ中心に、本体がまっすぐに、揺れないように取り付ける
カレンダーも表示する

 さらに専用アプリでは、歩行姿勢のチェックできるだけでなく、姿勢を改善する17種類のエクササイズ動画を提供する。これにより、自分の歩行姿勢に合わせたエクササイズを取り入れて、歩行を改善できるという。

アプリの画面
姿勢チェックとエクササイズを手軽に行なえる
姿勢改善エクササイズで改善結果も判定できる

 専用アプリ「美姿勢ウォーキング」は無料。本体との通信方式にはBluetooth 4.0を採用し、通信距離は10m。現段階ではiPhone版のみリリースし、対応機種はiPhone 4S/4。Android用アプリのリリースは未定。なお同アプリを利用するには、同社の提供するウェブの健康管理サービスのポータルサイト「わたしムーヴ」への会員登録が必要となる。

 このほか本体機能として、歩数と総消費カロリーを最大14日分記憶できるメモリーを搭載する。歩数、消費カロリーを計測できるため、ポケットに入れて活動量計としても使えるという。

 ウォークスキャンの本体サイズは37×53×11.5mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約17g。電源はコイン型リチウム電池CR2032が1個。

本体背面
服に取り付けるためのクリップを搭載
シリコンのカバーを外した状態。このままポケットに入れて、活動量計としても使えるという
パッケージ

「姿勢の安定は、心の安定にも繋がる」

ウォーキングインストラクターの谷英子先生

 会場には、ウォークスキャンを監修したウォーキングインストラクターの谷英子先生が登場した。

 谷先生は、美しい姿勢が心身にもたらす効果について、「歩き方が変わると、印象が変わり、健康的になるうえ、プロポーションが良くなり、気持ちもポジティブになる」と話す。

 例えば「姿勢がまっすぐになると、呼吸が深くなり、酸素が体の隅々に行き渡る。さらに、血行が良くなり、腰痛や肩凝りといった現代女性の悩みを改善する」という。さらに、「姿勢の安定は、心の安定にも繋がる」と説く。

谷英子先生は「自分の毎日の動作に意識を向けることが大事」と話す
ダメな歩き方の見本。猫背で膝が曲がっている
美しい歩き方の見本。先生によると、美しく歩くポイントは、重心を引きあげること、腰を使って歩くこと、かかとから踏み込むこと、10mくらい先を見て歩くことの4つという

 会場では、実際にウォークスキャンを使って参加者の歩行チェックが行われた。谷先生のアドバイスを受けた参加者は、アドバイスを受ける前に比べて歩行姿勢の改善がみられた。

参加者はまず、普段通りに歩いた
谷先生の指導後の姿勢は、背筋が伸びてきれいになっていた
指導前の歩行姿勢は「ペンギン型」と判定。ペンギン型では、腰の位置が後ろ寄りで、膝が曲がり、歩幅が狭く、あまり良くないという
指導後の歩行姿勢は「ふらふらアヒル」と判定。ペンギンよりも腰が前に出て姿勢は改善されたが、まだ膝が曲がった状態。ユーザーはこうして姿勢の改善を一歩ずつチェックできるという
オムロンヘルスケア 商品企画統括部 商品事業企画部 下瀬陽子氏

 オムロンヘルスケアの商品企画統括部 商品事業企画部 下瀬陽子氏は、「忙しい毎日の中で簡単に、手軽に姿勢をチェックできる」とアピールする。

 今後の展開については、「美姿勢関連の商品を扱っている、下着メーカーのワコールやスポーツ用品メーカーのミズノと積極的にコラボレーションしていく」とコメントした。

(小林 樹)