ニュース

関西電力、大飯原発4号機が定期検査入り

~1年2カ月ぶりに国内の原子力発電所がすべて停止

 関西電力は大飯原子力発電所4号機の定期検査入りを発表し、9月15日未明に運転を停止した。

 これにより、1年2カ月ぶりに国内で稼働中の原子力発電所がない状態となった。

9月16日現在の大飯原発稼働状況(関西電力ホームページより)

 2012年5月に北海道電力泊原子力発電所3号機が定期検査に入り、日本国内の商業原子力発電所は、1970年以来42年ぶりにすべて停止した。

 その後、2012年7月に、大飯原子力発電所3号機と4号機が電力不足を避けるために再稼働された。しかし、今年9月2日には3号機が定期検査入りし、今回4号機も停止したことで、国内のすべての原子力発電所が停止した。

 大飯原発の停止により、関西電力における冬季の電力の供給が心配されるが、関西電力は別のリリースで、「引き続き、火力・水力の最大限の活用や他社からの応援融通の受電など、供給力の確保に最大限の努力を続けてまいります」としている。

伊達 浩二