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オムロン、Bluetooth搭載でiPhoneで使えるようになった睡眠計

〜浅田真央さんは完璧な睡眠のヒツジタイプ

「ねむり時間計 HSL-002C」を手にしたフィギュアスケート選手の浅田真央さん

 オムロンヘルスケアは、睡眠時間や寝返りの回数を測る「ねむり時間計 HSL-002C」を6月20日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6,980円前後。

 睡眠の長さや時刻を測る睡眠計。同社では昨年初めて睡眠計を発売し、今年で2年目となる。昨年モデルは当初の予想を上回る好調な売れ行きで、現在のユーザー数は約10万人にのぼるという。

 基本機能は従来通り、就寝時の枕元に置くと、本体に内蔵する加速度センサーが寝具の動きを検知し、入眠から起床までの睡眠時間を測定できる。また、目覚まし機能も搭載し、設定時刻から30分前までの間に、起きやすいタイミングでアラームが鳴り、すっきりとした目覚めに導く。

ねむり時間計 HSL-002Cの本体。前面のボタンを押すと時刻を表示する
目覚ましアラーム機能を搭載し、設定時刻から30分前の間で目覚めやすいタイミングで起こしてくれる
過去1回分の睡眠時間を表示できるメモリー機能を搭載。本体には過去7日分の睡眠データを蓄積する
本体背面にはアラームをセットするボタンを配置。NFC-F通信時にタッチする目印も記されている
枕元に置くだけで測定可能

 新製品の改良点は、就寝時の寝返りの回数をカウントする機能を追加したこと。寝返り自体は自然な動きだが、その回数を知ることで、睡眠の日々の変化を捉えやすくなり、「心配事が多い夜は寝返りが多い」などの自分の睡眠パターンが見えてくるという。

 計測したデータは、スマートフォン用アプリ「ねむり体内時計」やウェブの健康サポートサービス「ウェルネスリンク」に転送して、グラフ化してスマートフォンやパソコンから確認できる。

 通信方式には、新たにBluetooth 4.0を採用。これにより、iPhone 4S/5にもデータを転送できるようになった。従来通りNFC-F通信(おサイフケータイ)にも対応し、Androidスマートフォンにも連携する。データ通信機能の対応機種はAndroid 2.3、iOS 6.0以上。Bluetoothの通信距離は約10m。ただしiPhone向け「ねむり体内時計」アプリは申請中(6月16日現在)のため、アップル社側の認可が下り次第、提供を開始するという。Android版は既にリリースされている。

オムロンでは昨年モデルの睡眠計ユーザーからデータを収集。年代別、男女別に睡眠状態に差異が見られた。具体的には男性よりも女性のほうが夜更かしする傾向にあったという
年代別では若者のほうが目覚めが悪いという結果になっている

専用アプリや睡眠情報ウェブサイトもわかりやすくリニューアル

 新製品の発売に合わせて、アプリやウェブサイトもリニューアルする。専用アプリ「ねむり体内時計」では、昨年モデルのユーザーから測定データのグラフ表示だけでなくアドバイスを求める声があったため、睡眠のタイプを動物に例えてわかりやすく判別するアドバイス機能を導入する。

 1週間分の睡眠の計測データを「睡眠時間」「起床時刻」「就床時刻」「寝つき時間」「起床にかかった時間」の5つの指標から、睡眠タイプ別に9種類の動物に例えて判定。具体的には、パーフェクトな眠りの「ヒツジ」タイプ、夜更かし気味の「フクロウ」タイプ、なかなか起きられない「ネコ」タイプなどが用意されている。それぞれ、快適な眠りに導くポイントも表示する。

専用アプリ「ねむり体内時計」のホーム画面
ユーザー調査から、睡眠改善へのアドバイスが欲しいといったニーズが明らかになった
睡眠タイプ別に9種の動物に例えて判定する
きちんとした睡眠がとれているヒツジから、夜更かし型のフクロウ、寝つきに時間のかかるモグラなど、9種類の動物が登場
タイプ別に「眠る前に自分を落ち着かせる香りをかぐと良い」などの睡眠アドバイスを行なう
起床に時間がかかるネコタイプでは、「朝の光が入るよう、カーテンを少し開けておくと良い」というアドバイスも

 アプリでは従来通り、就寝時刻や眠りにかかった時間、寝返りの回数をグラフで表示する。また、食事や運動の情報を手入力することも可能。1日の生活リズムを記録することで、自分の眠りの傾向や変化を把握しやすくなり、快適な目覚めに導くという。

24時間をカラーの帯グラフで表示する。濃い青い線が寝返りを打ったタイミング
食事の内容を手入力できる
運動の内容も記せる
自分の睡眠結果の平均値として、体内時計の状態も表示する
週間グラフで日々の変化がわかる
食事や活動を表示するかどうかは、自分で選択できる

 また同社の提供する睡眠情報の無料ウェブサービス「ねむりラボ」もリニューアルする。同サイトではアプリと連携して自分の睡眠タイプに合う眠りの工夫「ねむりレシピ」や、睡眠の基礎知識、睡眠に関する実験結果などの情報を提供する。

「ねむりラボ」のトップページ。パソコンからも閲覧できる
ねむりラボでは睡眠に関わる情報「ねむりレシピ」を提供する
ユーザー参加型の企画も運営している

 本体カラーは従来の3色から、ホワイト、ブラック、パープル、グラスグリーン、オールドピンクの5色に増やした。

 本体サイズは約83×83×16mm(幅×奥行き×厚さ)。本体重量は約65g。電源はコイン形リチウムイオン電池CR2032が2個付属する。電池寿命は約4カ月。本体の表示メモリは1回分。本体記憶メモリは最大14回分。

 なお同社では昨年、より詳細に睡眠データを測定できる睡眠計「HSL-101」を発売しているが、こちらのモデルについては現在のところ新製品を出す予定はないという。

浅田真央さんの睡眠はパーフェクト!

「アスリートとしても女性としても睡眠は大切」と話す浅田真央さん

 会場には、フィギュアスケート選手、浅田真央さんがパジャマ姿のリラックスした雰囲気で登場した。

 シーズン中は1日8時間睡眠で疲れをとるという浅田さん。「寝つきで困った経験はないけど、眠るより起きるほうが苦手。寝てていいよ、と言われたらずっと寝ちゃうかも」と本人ははにかむが、実際にHSL-002Cを使った睡眠タイプ別の動物判定は、パーフェクトなヒツジタイプに当てはまった。トップアスリートは、体力を支える睡眠においても優れていることが実証された。

浅田さんの眠りはパーフェクトなヒツジタイプと診断された
オムロンヘルスケアの宮田喜一郎代表取締役社長と浅田真央さん
笑顔で決めポーズ

(小林 樹)