モニュエル、操縦して遊べる自動ロボット掃除機「クレモン」

CLEMON MR7700

 モニュエルジャパンは、リモコンで操縦できるロボット掃除機「CLEMON(クレモン) MR7700」を11月下旬より順次発売する。販売代理店はオンキヨーデジタルソリューションズ。オンキヨーの直販サイトでの価格は69,800円。

 モニュエル(MONEUAL)は、韓国に本社を置くIT家電企業。CLEMON MR7700は、センサーで室内の状態を検知し、自動で掃除するロボット掃除機で、付属の「モーションコントロールリモコン」を使って、本体を操縦して掃除できる点が特徴となる。リモコンには傾きを検知するジャイロセンサーを搭載しており、手首をスナップさせることで、電源のON/OFFや、本体の前進、後退、停止を操作できる。同社では、面倒な掃除が、家族で楽しめる遊びに変わるとしている。

カラーはレッドのみスリムな本体。高さ80mm、幅320mmある空間ならば、入り込んで掃除できるという

 さらに別売りで、ハンドル型の「ハンドルリモコン」も発売する。価格は未定。ハンドルリモコンでは、走行しながらスムーズな方向転換ができるという。

傾きを検知するジャイロセンサーによって、本体電源のON/OFFや、前進、後退、停止を操作できる別売りのハンドルリモコンで操縦すると、スムーズに方向転換できる

 掃除方法は、CLEMON本体の両側面に付属するツインブラシが隅のホコリまで捕集し、中央のメインブラシに送り込み、吸引する。掃除後やバッテリー残量が少なくなった時は、自動で充電ステーションに戻り、充電する。

 また、最も効率の良いルートを計算し、隅々まで掃除する「自動マップ記録」機能を搭載。さらに、家具への衝突を避けるため、本体には赤外線センサーとバンパーセンサーも搭載したほか、本体の位置を感知する3D傾きセンサー、加速度センサー、位置検知センサーも内蔵している。

 掃除モードは、自動で掃除する「オート」モードのほかに、集中的に掃除したいエリアを設定できる「スポット」、壁際と部屋の隅を集中的に掃除する「窓ぎわ」、ソファやベッドの下を掃除する「シャドウ」掃除の時間を設定できる「ランダムスケジュール予約機能」、手動で操作する「マニュアル」を用意する。

掃除モード別の掃除経路図。左から「オート」「スポット」「壁際」モード

 モーターには、パワフルで運転音の静かなブラシレスDCモーターを採用した。動作寿命の目安は5,000時間で、同社では吸引力と耐久力の両方で優れているとしている。

 電源には、容量1,400mAhのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用。充電時間60分で、60分の連続使用できる。充放電回数は1,000回以上。

 機能面ではほかに、音声で操作を案内する「音声ガイドシステム」を搭載した。

 ダスト容器の容量は0.8Lで、一般的なロボット掃除機と比較して最大クラスという。本体にはマグネットで装着し、付属のHEPAフィルターと共に水洗いできる。

 本体サイズは320×79.7mm(直径×高さ)。本体重量は3.2kg。充電時の消費電力は20W。付属品として、掃除エリアを限定する「ルームインジケーター」が同梱される。

容量0.8Lのダスト容器。水洗いできるルームインジケーターを置くと、掃除したくない場所や、行なって欲しくない場所を区切れる

 このほか、操縦機能を省略した「CLEMON MR6680」も11月1日より順次発売する。オンキヨー直販サイトでの価格は54,800円。カラーはグリーンとブルーが用意される。

CLEMON MR6680 グリーンブルー





(小林 樹)

2012年10月22日 13:56