フジ医療器、直径9cmの大型もみ玉を搭載した高級マッサージチェア

「サイバーリラックス マッサージチェア AS-845」とフジ医療器 代表取締役会長 木原定男氏

 フジ医療器は、直径9cmの大型もみ玉を搭載した高級マッサージチェア「サイバーリラックス マッサージチェア AS-845」を10月10日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は348,000円前後。

 直径9cmの大型もみ玉を採用した高級マッサージチェア。首から背中、腰、座面周り、ふくらはぎ、足裏まで全身のマッサージに対応する。

 フジ医療器 代表取締役会長 木原定男氏によると、近年のマッサージチェア市場は高級志向が強まってきている傾向にあり、「数年前までは、価格や機能を抑えたソファタイプのカジュアルなマッサージチェアが人気だったが、最近はやっぱり本格的な機能の製品が欲しいというニーズが強い。事実、フジ医療器の売上を見ても、単価の高いモデルが動いている」と語る。これらの背景を元に、新モデルは「みんなに愛される新感覚のマッサージ」をコンセプトにしたという。

マッサージチェア市場の動向。台数実績、単価ともに上昇傾向にあるという2011年はコンパクトなソファ型のニーズが多かったが、2012年はニーズが多様化しており、本格機能志向が高まっているという新モデルは高機能ながらも、様々な体型やニーズに応えられるモデルを目指した
製品本体。手前が限定色のベージュ、奥がブラック本体側面フットレスト部分

 様々な体型の人でも満足できるように「優しい感覚のもみ心地」を目指し、内蔵のもみ玉のサイズを従来の直径6cmから直径9cmに変更。手のひらの付け根を使ってもみほぐすようなマッサージができるようになったという。また、肩・腰・背中の部位の強弱をそれぞれ独立して調整できる独自の「デジタルメカ制御」を採用。フジ医療器では大型のもみ玉とデジタルメカ制御を合わせて「ハイブリッドメカ」と呼称する。

従来より大きい直径9cmのもみ玉を採用手のひらの付け根を使ってもみほぐすようなマッサージができるようになったという直径9cmのもみ玉と肩・腰・背中の部位の強弱をそれぞれ独立して調整できる独自の「デジタルメカ制御」を合わせて、「ハイブリッドメカ」と呼称

 本体にはもみ玉のほか、30個のエアーバッグを内蔵。もみ玉と組み合わせて、全25タイプのもみ技を搭載する。新たなもみ技として、背中の背筋部分を円を描いて移動する「背筋開き」と、直線に動く「背筋ケア」を採用した。そのほか、首回りをエアーバッグでマッサージする同社独自の「肩療(けんりょう)マッサージ」や、腰横と座面のエアーバッグの組み合わせ動作により、骨盤周りの筋肉をほぐす「骨盤周りのマッサージ」なども搭載する。

今回新たに搭載した「背筋開きマッサージ」背筋周りを直線になぞる「背筋ケア」も新たに搭載合計25種類のもみ技を搭載する
マッサージチェアマイスターの藤代光明氏

 また、足裏を温めながらマッサージできる「足裏ヒーター機能」を、今モデルから新たに搭載した。フジ医療器 マッサージチェアマイスターの藤代光明氏は、この機能について「マッサージしながら足先を温めることで、全身の血流を促進する効果がある」と語る。

 自動コースとしては10種類を搭載し、操作は付属のフルカラー液晶リモコンを使用する。藤代氏はリモコンの使い勝手について「スイッチを入れたらまず、おすすめコースが自動でスタートするようになっている。そのため、最初の操作に迷うことはない。慣れてきたら、自分の好みに調節していけば良い」と話す。

 本体サイズは710×1,340×1,150mm(幅×奥行き×高さ)で、リクライニングした時のサイズは710×1,890×830mm(同)。重量は72kg。リクライニング角度は最大155度。消費電力は120Wで、足裏ヒーターの消費電力は9W。本体カラーはブラックで、限定色としてベージュも用意される。

エアーマッサージとハイブリットメカを組み合わせることで、全身のマッサージに対応。足裏ヒーターも新たに搭載した操作はフルカラー液晶リモコンで行なう限定色として用意されるベージュ
木原定男代表取締役会長

 木原定男代表取締役会長は、新モデルについて「フジ医療器は、これまでも業界をリードして、新しい機能を開発してきた。今回の新モデルも世界で最高の機能を持った製品だ」と語り、自信を見せた。






(阿部 夏子)

2012年10月10日 14:12