三菱地所レジデンス、ルンバが働きやすい“ルンバブル”なマンション

~渋谷駅前に誕生。モデルルーム公開中
ルンバの充電兼収納スペースを確保した「ルンバ対応型モデルルーム」

 三菱地所レジデンスは、お掃除ロボット「ルンバ」の日本総代理店のセールス・オンデマンド社とコラボして、ルンバの使い勝手を考慮したマンションのモデルルーム「ルンバ対応型モデルルーム」を表参道にオープンした。一般公開は10月6日からで、予約制となる。

 「ルンバ対応型モデルルーム」は、三菱地所レジデンスが単身者やDINKS向けに開発した、渋谷駅にほど近いタワーマンション「ザ・パークハウス 渋谷美竹」のモデルルームとして開設された。

 同モデルルームのコンセプトは、ルンバが掃除しやすい環境“ルンバブル(Roomba+Able)”であること。米国のアイロボット社が開発したお掃除ロボット「ルンバ」の操作性を考慮し、室内にルンバの充電兼収納スペースを確保した点が特徴。家具には、ルンバが掃除しやすいよう、足の高いソファやベッドを配置したほか、毛足が短いカーペットも配置した。さらに部屋と部屋の間や、部屋と廊下の間には敷居がなく、フラットな設計としている。

 マンションの購入者は、モデルルーム同様の家具をオプションで注文できる。アイロボット社では、マンションデベロッパーとコラボレーションした取り組みを“世界初”としている。

棚の下に、ルンバの収納スペースを用意。掃除中以外は邪魔にならず、存在感を潜めているACアダプタを接続するコンセントも配備されている充電台の様子
掃除を開始すると、充電台から勢いよく部屋に進出足の高いソファなら、ルンバがラクラク入れる毛足の短いカーペットはルンバが掃除しやすいという

 「ルンバ対応型モデルルーム」の企画は、三菱地所レジデンスクラブの会報誌でルンバを取り上げた際に、スタッフ同士の何気ない会話から生まれた。掃除の手間を減らし、自由な時間を作るルンバと、駅から近くて利便性の高い「ザ・パークハウス 渋谷美竹」は、忙しい都会に暮らす人向けという点で通じているという。今回のモデルルームの評判次第では、ほかのモデルルームにもルンバ対応タイプの導入を検討するという。

テーブルの下などの狭い隙間にも入っていく窓際のカーテンの下、ほこりの溜まりやすいスペースを掃除
棚の下にも入り込み、壁に沿って進む部屋と部屋の間や、部屋と廊下の間には一部ドアはあれど、全体的には敷居がなくフラットな設計

 モデルルームは10月6日から公開で、見学の申し込みを受け付けているが、既に650件以上の問い合わせがあり、好評を得ているという。

 モデルルームの営業時間は10時から18時。水、木曜日定休。

 ザ・パークハウス 渋谷美竹の建設地は、東京都渋谷区渋谷1丁目17番10。鉄筋コンクリート造で、地上18階地下1階建。住戸数は分譲と賃貸合わせて112戸。間取りは1DK~2LDK。住戸面積は32.19~64.23㎡。予定取引価格帯は2,900万円台~6,200万円台。第一期販売開始は2012年11月下旬から。竣工は2014年2月上旬、引渡しは2014年3月下旬を予定している。

マンション外観のイメージ公開されたのは、1LDKタイプの部屋。カウンターキッチンとダイニングベッドルーム
洗面所とバスルームは、DINKSや単身者向けの部屋としては広めの作りとなっている丸みを帯びたバスタブトイレ





(小林 樹)

2012年10月5日 14:47