ヤマハ、走行距離が伸びたスポーツタイプの電動アシスト自転車

 ヤマハ発動機は、走行距離が長くなったスポーツタイプの電動アシスト自転車「PAS Brace L(パスブレイス エル)」と「PAS VIENTA(パスヴィエンタ)」の2機種を発売する。「PAS Brace L」は走行性能とデザインを両立したモデルで、希望小売価格は152,000円。「PAS VIENTA」は、ハンドルの位置が高めで乗りやすいアップライトハンドルのカジュアルモデルで、価格は137,000円。

「PAS Brace L」ソニックイエロー「PAS VIENTA」ブリーズブルー

 スポーツタイプの電動アシスト自転車。新モデルではリチウムイオンバッテリーの容量を従来より約10%増量し、走行距離が長くなった点が特徴。「PAS Brace L」のバッテリー容量は従来の8.1Ahから8.9Ahに増量し、1充電あたりの走行距離は「標準」モードで36kmから40kmに、「強」モードで31kmから34kmに、「オートエコモード」で47kmから52kmにそれぞれ長くなった。

 「PAS VIENTA」のバッテリー容量は6.0Ahから6.6Ahに増量している。1充電あたりの走行距離は「標準」モードで30km、「強」モードで25km、「オートエコモード」で39km。

 また、使い勝手を向上させるために、別売りのアクセサリーも充実させた。PAS Brace Lには「フロントキャリア」と「フロントバスケット」を、PAS VIENTAには「籐風ワイドバスケット」を新たに追加した。

 ハンドルの操作パネルには、大型の「液晶マルチファンクションメーター」を搭載した。時速0.1km単位での走行スピードやバッテリー残量、アシスト力を表示するほか、走行モードとバッテリー残量から、アシスト走行が可能な残りの距離を算出して表示する。パネルではこのほか走行速度や距離、消費カロリーも確認できる。

 そのほか、内装8段変速のヤマハ独自のアシスト機構「S.P.E.C.8」を搭載する。

 PAS Brace Lの本体サイズは1,765×530mm(全長×全幅)で、タイヤサイズは26インチ。バッテリーはリチウムイオン電池で、電圧は25.2V、容量8.9Ah、充電時間は約4時間半。本体カラーは新色ソニックイエローを含む全4色で、アビスレッド、アースブルー、クリスタルホワイトが用意される。

「PAS Brace L」アビスレッドアースブルークリスタルホワイト

 PAS VIENTAの本体サイズは1,760×595mm(同)で、タイヤサイズは26インチ。バッテリーはリチウムイオン電池で、電圧は25.2V、容量6.6Ah、充電時間は約3時間半。本体カラーはブリーズブルー、クローバーグリーン、ペスカピンク、クリスタルホワイトの4色。

「PAS VIENTA」クローバーグリーンペスカピンククリスタルホワイト





(阿部 夏子)

2012年9月18日 13:02