シチズン、寝たまま測定できる電子血圧計

CHD701

 シチズン・システムズは、寝たまま血圧測定できる電子血圧計「CHD701」を4月25日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は1万円前後。

 自宅で手軽に血圧測定できる上腕式血圧計の新モデル。CHD701は、測定の際に腕にはめる腕帯(カフ)の装着を従来より簡単にしている点が特徴。同社によると自宅で血圧測定する際は、測定環境を一定にすること重要で、腕帯がきつすぎたり、緩すぎたり、締め付け具合が一定でないと、正しい測定ができないという。

 CHD701は、誰でも簡単に装着できる「ダイヤルカフ」を新たに採用。腕を通してダイヤルを回すだけで、常に締め付け具合を一定にして測定することができるという。

 これにより、常に締め付け具合を一定にできるため、寝たままの血圧測定にも対応。朝目覚めた直後に起き上がることなく、そのまま測定できるため、早朝高血圧の早期発見に役立つほか、介護の現場でも役立つとしている。なお、測定後は、本体のリバースボタンを押すと、腕帯が広がる仕組みで、取り外しも簡単にできる。

カフについているダイヤルを回すことで、常に締め付け具合を一定にするため、誰でも簡単に装着できるという

 そのほか便利な機能として、2人分の測定結果を各90回まで登録できるメモリー機能、朝・夜それぞれの7日間平均値を表示する機能、測定結果を日本高血圧学会の高血圧基準に基づき3段階で表示する機能、最新3日間の測定結果の平均値を表示する機能などを搭載する。

 測定結果は、本体の液晶画面に表示される。血圧測定時以外は、日付と時刻が表示されるため、置き時計代わりにも使えるという。

液晶画面では、日付と時刻を表示する。表示方法は3パターンあり、好みで設定を変えることができる

 本体サイズは105×122×166mm(幅×奥行き×高さ)で、重量410g。電源は単三乾電池4本で、アルカリ乾電池を使った場合の電池寿命は約500回。






(阿部 夏子)

2012年4月12日 00:00