シャープ、体にやさしく柔らかい風を遠くまで届けるタワー形扇風機

~高濃度プラズマクラスター放出で“一年中使える”
プラズマクラスタースリムイオンファン PF-ETC1

 シャープは、体にやさしい柔らかな風を送るスリムタワーファン「プラズマクラスタースリムイオンファン PF-ETC1」を、5月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。

 本体サイズが240×240×870mm(幅×奥行き×高さ)という、スリムなタワー形の扇風機で、独自の送風システム「エアロダイナミックフォルム」を採用し、柔らかな風を遠くまで届けられる点が特徴となる。


ホワイトブラック柔らかな風を遠くまで届ける「エアロダイナミックフォルム」が特徴

 エアロダイナミックフォルムでは、本体下部の送風口から本体前面の吹き出し口までの送風経路を、少しずつ広げる構造となっている。これにより風速が徐々に低下するため、体にやさしく、柔らかな風が送り出せるという。送風ファンは本体下部に内蔵されており、羽根は外に露出しない。ファンの羽根は、トンボの羽根のように凹凸を付けて風をスムーズに流す「ネイチャーウイング」仕様となっている。

 また、風を遠くまで送れるよう、風の吹き出し口の幅を細く絞っている。除菌・脱臭効果のある同社独自のイオン「高濃度プラズマクラスターイオン」を含んだ風も、遠くまで送れるという。

エアロダイナミックフォルムのメカニズム。まず、送風経路を少しずつ広げることで、風速を徐々に抑えて、柔らかな風を送り出す吹き出し口では、幅を細く絞ることで、柔らかな風を遠くまで届くようにしている
柔らかな風を当てることで、体温を下げずに、皮膚の周りの熱を取り去ることができるという風向きは身体に直接当てるほか、冬など寒い日には身体に当てないように変更できるプラズマクラスターイオンの濃度は1立方cm当たり25,000cm
 
本体内蔵のファンは、トンボの羽根のようなデザインの「ネイチャーウイング」を採用している内蔵のファン。本体底部に内蔵されており、直接手に触れることがない

 モーターにはきめ細やかな制御ができるDCモーターを採用し、風量は32段階に調節できる。風向きは上下(上に約60度下に約20度)、左右3通り(約60/約90/約120度)が選択可能。

 運転モードとしては、部屋の温度と湿度を感知して自動で風量をコントロールし、部屋が暗くなると自動で風量を弱める「センサーモード」を搭載。さらに、高濃度プラズマクラスターイオンによる室内清浄モード、衣類脱臭モードも備える。

 本体重量は約4kg。イオン適用床面積は約12畳。オン/オフタイマーは1/2/4/6時間。消費電力は最高が24W、最小が2W。リモコンも付属する。プラズマクラスターイオンの濃度は1立方cm当たり25,000個。本体カラーはブラックとホワイトが用意される。

プラズマクラスターイオンのモードには、「室内清浄モード」と「衣類乾燥モード」が用意される部屋の温度と湿度を感知して自動でコントロールし、部屋が暗くなると自動で風量を弱める「センサーモード」も搭載風向きは横方向に約60/90/120度調節可能
本体頂部の操作パネルリモコンも付属するリモコンは本体背面に置ける

操作パネルはタッチパネル方式だ

シャープ 健康・環境システム事業本部プラズマクラスター機器事業部・鈴木隆事業部長

 シャープ 健康・環境システム事業本部プラズマクラスター機器事業部・鈴木隆事業部長は、PF-ETC1を開発した理由について「扇風機の役割は変わってきた。エアコンと一緒に使うことによる『節電』、こもりがちな空気をキレイにする『清潔性』、自分に向けて長時間当たっていられる『快適性』、という3点のニーズがある。このニーズに応えるため、『体にやさしい 柔らかな風を作る』ことにこだわった」と話した。

 鈴木事業部長はさらに、「従来の扇風機と比較するとややジャンルが異なる。リビングに置いて年間使っていただける商品」と、夏以外のオールシーズンで使えることもアピールした。







(正藤 慶一)

2012年4月11日 14:16