ダイキン、簡単操作と、体へのやさしさにこだわったエアコン「ラクエア」

ダイキンらくらくエアコン ラクエア Wシリーズ

　ダイキン工業は、簡単な操作と、体へのやさしさにこだわったエアコン「ダイキンらくらくエアコン ラクエア Wシリーズ」を4月20日より発売する。価格はすべてオープンプライス。市場想定価格は約135,000～225,000円。

　Wシリーズは、シンプルな使いやすさと、空気環境の快適性にこだわったモデル。リモコンには、千葉大学デザイン心理学研究室と共同で開発した「かんたん見守りリモコン」を採用した点が特徴。

　かんたん見守りリモコンでは、操作しやすいよう、ボタンごとに色や形を変え、よく使う「運転開始」ボタンを大きくした。また温度調節ボタンには、現在の設定状況が一目で分かるダイヤル式を採用。これらにより、リモコン操作に要する時間は従来の約3分の1になり、機械が苦手な人でも操作しやすいとしている。

　リモコンは卓上型で、机や枕元に設置しても操作しやすいという。置いたままでもリモコンの指示がエアコン本体まで届くよう、通信には広角の赤外線通信機能を採用した。このほか操作パネルには暗い部屋でも見やすいようバックライト液晶を採用している。かんたん見守りリモコンの本体サイズは、最大125×93×50mm(幅×奥行き×高さ)。

使いやすさにこだわった「かんたん見守りリモコン」。ボタンごとに色や形が異なる	温度調節ボタンにはダイヤル式を採用した

　空気環境の快適性の面では、人の周りの温度を見守り、冷えすぎを防ぐ「リモコン温度センサー」をリモコンに内蔵した。リモコンの周囲の温度を感知して、周りが設定温度になるよう自動で調節するため、使う人の近くにリモコンを置くと冷房時には冷え過ぎを防ぎ、暖房時には暖房時しっかり暖房できるという。同社では、冷えを感じやすい高齢者や女性、乳児のそばへの設置に適しているとしている。

人の周りの温度を見守り、冷えすぎを防ぐ「リモコン温度センサー」	冷えを感じやすい高齢者や女性、乳児の側へ設置するのに適している

できるだけ室温を下げずに除湿する再熱除湿方式を採用した「さらら除湿」と、直接体に風が当たらないよう風向を自動調節する「風ないス運転」を組み合わせて、快適に冷房する

　快適性の面ではほかに、冷房が苦手な人のための「からだにやさしい自動運転」を搭載。できるだけ室温を下げずに除湿する「さらら除湿」機能と、直接風を感じにくい気流を自動調節する「風ないス運転」機能を組み合わせることで、体を冷やさずに体感温度を下げるという。同社では、“従来の冷房運転よりも体にやさしく、身体的ストレスも小さくできる”と、横浜国立大学教育人間科学部と共同で実証している。

　このほか、室内が高温・高湿度になるのを防ぐため、「高温パトロール」モードを搭載した。夏の暑い日などにエアコンを運転せずにいた場合、室温と湿度の上昇を検知して、設定に応じて音声で知らせるか、または自動的に冷房運転を開始する。エアコンの付け忘れで室内が危険な状態になるのを防ぎ、シニアや赤ちゃんがいる部屋でも安心して使えるという。

「高温パトロール」モードでは、ユーザー自身では気づきにくい室温と湿度の上昇を検知。夏は室温が低くても、湿度が高ければ熱中症に注意しなければならない