東芝、停電時に補助LEDが点灯するLEDシーリングライト

 東芝ライテックは、停電時にバッテリー駆動でLEDが点灯するLEDシーリングライト「E-CORE バッテリー補助LED付きLEDシーリングライト LEDH94210H-LC」を、7月15日に発売する。価格はオープンプライスで、点灯予想価格は5万円前後。

E-CORE バッテリー補助LED付きLEDシーリングライト LEDH94210H-LC。 写真は通常点灯時停電時は、補助灯として一部が点灯する

 LEDを光源とするシーリングライトで、停電時のために補助用のLEDを搭載した点が特徴。器具が停電を検知すると、補助LEDが自動で点灯、停電時に落ち着いて次の行動に移ることをサポートするという。補助LEDの明るさは2m直下部で約5lx、点灯時間は30分以上。補助LEDは、壁スイッチをOFFにしたり、ブレーカーが電源を遮断した際にも点灯するという。

 補助LEDの電源には、ニッケル水素電池を採用。電池は通常の器具使用時に充電される。充電中は緑色のランプが点灯し、充電が終わると消灯する。電池の交換時期が来ると、緑のLEDが点滅し、交換を知らせる機能も備える。充電時間は約7時間。

 リモコンは、手元用と壁に設置する「常設用」の2種類を搭載。常設用は壁スイッチをOFFにした場合に、補助LEDが点灯するのを防ぐためのものとなる。補助LEDはリモコンで消灯できる。

バッテリー充電時は緑色のLEDが点灯するリモコンは2タイプ用意される。写真は壁に設置する「常設用」手元用のリモコン

 光は明るさが約1~100%、色が電球色~昼白色~昼光色から、全304パターンの組み合わせで選択可能。常夜灯も6段階に調光できる。

 取り付けは、天井に引掛シーリングが付いていれば、電気工事なしで設置可能。デザインは、器具高さ44mmの薄型で、同社では“空間に溶け込むようなフォルム”としている。

 本体サイズは550×569×44mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.6kg。器具光束は3,660lm。消費電力は通常時が61Wで、急速充電時は62W。適用畳数は8畳。LEDの光源の寿命は40,000時間。化粧枠カラーはピュアホワイト。同社によれば、LEDシーリングライトに停電用の補助ライトを搭載したのは“業界初”という。

 なお今回の補助LED付きタイプでは、同社が既に発売しているLEDシーリングライト「LEDH95000Y-LC」などで搭載されている、自動明るさ調節機能「楽エコ」は搭載されていない。






(正藤 慶一)

2011年6月14日 13:22