91%の人が節電を意識。日本生命調べ

~節電方法はこまめな消灯が1位

 日本生命は、インターネット上で節電に関するアンケートを行ない、結果を公開した。調査期間は5月1日~24日、回答数は12,128人。

 1問目の「日常生活で節電を意識しているか」という問いに対して、「日々意識している」は30.7%、「ある程度意識している」が60.3%、「あまり意識していない」が8.2%、「全く意識していない」が0.8%だった。程度の差はあれ、節電を意識している人は9割以上に及ぶ。

 なお、「日々意識している」の割合は、東日本の34.0%に対し、西日本では25.3%で、地域による差が現われている。

 2問目の「実践している節電方法は」という問いに対しては、「こまめな消灯」が86.0%と高い。「コンセントを抜くなど待機電流の削減」が47.5%、「冷暖房を使用しない、または設定温度を控えめにする」が45.7%と続く。

 これ以降の項目で、20%以上の回答があったものは、「冷蔵庫の開閉を少なくする」、「炊飯器の保温を使用しない」、「照明の設定を暗くする」、「LED電球など省エネ家電に買い換える」、「乾燥器を使用しない」、「無駄な電話やメールを控える」だった。

 3問目の「これから実践使用している節電方法は」という問いに対しては、「LED電球など省エネ家電に買い換える」が37.6%、「冷暖房を使用しない、または設定温度を控えめにする」が23.2%で、今後の節電対策として、省エネ家電への買い換えと冷暖房対策を行なおうと考えている人が多い。

 4問目は「電機を使わずに涼しく過ごす方法」。回答例は、「窓を開ける」(6.5%)、「緑のカーテン」(4.2%)、「すだれやよしず」(4.0%)、「打ち水」(3.9%)、「冷感グッズ」(3.8%)。

 5問目は「地域や社会で効果のある節電方法」。回答例は、「サマータイムの導入」(18.4%)、「冷房の設定温度を控えめにする」(11.6%)、「エレベータ・エスカレーターの停止」(10.5%)、「ネオン点灯時間の短縮」(4.9%)、「ソーラーパネルの設置」(4.1%)。

 いずれの設問も回答率が低く、これという有効な方法が見いだせていないことが感じられる結果となった。






(伊達 浩二)

2011年6月6日 00:00