パナソニック、日本の屋根形状に適した太陽光発電システム

「パナソニック住宅用太陽光発電システム 多結晶154シリーズ」設置イメージ

 パナソニック電工は、日本の屋根形状に適した「パナソニック住宅用太陽光発電システム 多結晶154シリーズ」を1月21日より発売する。公称最大出力154W、モジュール変換効率13.5%の「VBH10154T」の希望小売価格は92,400円(1枚当たり。工事費別)。

 日本の住宅に多い寄棟屋根(よせむねやね:4方向に傾斜がある屋根の形状のこと)に適するように、本体サイズを従来より約20%小さくした太陽光発電システム。本体を小型化することで、屋根に設置できる太陽電池の全体容量を大きくし、限られた屋根スペースでも高い発電量を維持できるという。

 なお、1枚当たりの発電量は従来製品より低いが、製品の小型化により設置枚数が増えるため、発電容量は従来より増えるという。

従来製品に比べ約20%小型化している154シリーズ、製品本体1枚当たりの発電量は従来製品より低いが、製品の小型化により設置枚数が増えるため、発電容量は従来より増えるという

 また、低価格化を実現するために、素材は多結晶セルを採用。W単価(モジュール1枚当たりの価格を最大出力で割った1W当たりの単価)は571円で、従来より約12%価格を抑えている。

 強度の面では、独自の工法と多雪地域向け(積雪100~150cm)の高強度架台を設置することで、積雪1.5mまで対応する。




(阿部 夏子)

2011年1月18日 16:43