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ヤマハ、バッテリー寿命が2倍になった電動アシスト自転車「PAS」

PASの2011年モデルと執行役員 SP事業推進統括部長 小林正典氏(中央)

 ヤマハ発動機は、電動アシスト自転車「PAS(パス)」の2011年モデル4機種を1月27日より順次発売する。


製品名 PASナチュラS PASナチュラMデラックス PAS Ami PAS CITY-S
26型/24型 26型 27型
本体重量 24.9kg/24.3kg 26kg/25.3kg 26.2kg 24.1kg
1充電当たりの
走行距離・標準モード
19km 26km 19km
強モード 15km 22km 15km
オートエコモード 24km 32km 23km 24km
充電池 リチウムイオン電池
容量 4.3Ah 6.0Ah 4.3Ah
照明装置 0.5WホワイトLED 1WホワイトLED 0.5WホワイトLED
発売日 1月27日 3月10日 1月27日
希望小売価格 99,800円 105,800円 104,800円 99,800円

多機能型のデラックスモデル「PASナチュラM デラックス」。本体カラーはガーネットオレンジ、スペースブラック、ムーンイエロー、ダークグリーンの4色 本体カラーが充実した「PASナチュラS」。本体カラーはムーンイエロー、アメリカンレッド、カームシルバー、ダークブラウン、スノーホワイト、アッシュゴールドの6色
デザイン性に配慮したファッショナブルモデル「PAS Ami」。本体カラーはレッド、ムーンイエロー、ダークブラウン、スペースブラック、スノーホワイトの5色 通勤・通学用モデル「PAS CITY-S」。本体カラーはアースブルー、レッド、スノーホワイト、ガンメタリックの4色

 電気の力で自転車をこぐ力をアシストする、電動アシスト自転車の新モデル。同社によると、電動アシスト自転車市場は、幼児2人同乗モデルによる子育てユーザーの拡大や、健康志向や節約志向の高まりによって拡大傾向にあるという。同社では、さらなる市場拡大を目指し、PASの2011年モデル開発に当たって、徹底的なユーザー調査を実施。新モデルは、ユーザーの声を反映した新機能を多数搭載しているという。

 製品機能については、アシスト力に関する満足度は高かったが、長期間乗り続けた時のバッテリー交換におけるユーザー負担が大きいという不満も目立ったという。新モデルでは、これらの意見を踏まえ、バッテリー寿命を大幅に改良したほか、長く使えるようにフレームやドライブユニットの耐久性を向上している。

電動アシスト自転車の市場は拡大傾向にある ユーザー調査によると、バッテリー寿命や走行距離を気にする人が多かったという 少なくとも8年間ほどは使いたいというユーザーが多かった。しかし、従来のバッテリーでは8年の間に2回のバッテリー交換が必要で、ユーザーの費用負担が大きかったという

 まず、バッテリーについては寿命が従来の約2倍となる「長生きバッテリー」を全モデルに搭載。「PASナチュラM デラックス」に搭載している容量6AhのMバッテリーの場合で、繰り返し充電回数は最大900回で従来の約2倍となる。そのため、PASを約8年乗り続けた場合でも、バッテリー交換が1回で済み、金額的な負担が少なくなるという。同社では、今後発売する全ての機種に長生きバッテリーを搭載するという。なお、2010年以前のモデルとの互換性はない。

バッテリー寿命が従来の約2倍となる「長生きバッテリー」を全モデルに搭載 バッテリー部分(写真は容量が4.3AhのSバッテリー) 充電している状態

 また、本体の耐久性向上のため、センサーやコントローラー、モーターなどを内蔵するドライブユニットや、バッテリーボックスを改良。フレームデザインも新しくしたことで、デザイン性・機能性ともに向上しているという。これらの改良により、製品保証期間を従来より大幅に延長。従来1年間だった保証期間をバッテリーは2年に、ドライブユニットとフレーム、フロントウォークは3年にそれぞれ延長している。

耐久性の高いドライブユニットを新たに開発した バッテリーボックスなども耐久性の高いものに変更 従来モデルに比べ、保証期間を大幅に延長した

 操作性においては、ナチュラMデラックスとAmiに「デジタルメーター付メインスイッチ」を採用した。デジタルメーター付メインスイッチでは、充電残量を%(パーセンテージ)単位の数字で表示。従来の4段階LED表示よりも、残量がわかりやすくなったほか、画面を切り替えることで、その時の時速を表示する機能も備える。

 なお、本体価格においては、従来より低価格とした。同社では、耐久性・機能性を向上しつつも、価格を抑えることで「お客様のお求めやすさ」を追求したとする。

バッテリー残量を数値で表す「デジタルメーター付メインスイッチ」を新たに採用 デジタルメーター付メインスイッチ 機能や性能を追求しながらも価格は現状より安く押さえたという
ヤマハ発動機 執行役員 SP事業推進統括部長 小林正典氏

 ヤマハでは、今回の新モデルでさらなる電動アシスト自転車の拡大を狙う。PASの2011年度販売計画は10万7,000台を予定しているという。

 ヤマハ発動機 執行役員 SP事業推進統括部長 小林正典氏は「長く大切に使えるということをコンセプトとし、高耐久、高寿命を心がけ、8年ぶりとなるフルモデルチェンジとなった。ほかの電動アシスト自転車には代えがたい高い付加価値機能を搭載することで、乗った人の誰もが笑顔になる製品を目指した」と2011年モデルを紹介した。

SPV事業部 マーケティング部グループリーダー 石井謙司氏

 また、SPV事業部 マーケティング部グループリーダー 石井謙司氏は、今回の大幅なモデルチェンジについて「新モデルでは、変化を数字で表すということにこだわった。バッテリーの充電回数や保証年数など、ユーザーにわかりやすく変化を伝えることができた」と語った。





(阿部 夏子)

2011年1月11日 17:47