三菱電機、白熱電球の製造中止を2011年3月末に前倒し

2011年3月末までに製造を中止する、三菱電機オスラムの白熱電球(左)。今後はLED電球(右)など省電力の電球を販売していく

　三菱電機オスラムは、2011年3月31日までに、白熱電球の製造・販売を中止すると発表した。

　同社では2008年に“2012年までに白熱電球の製造・販売を中止する”と発表していたが、世界的に活発な「低炭素社会」形成への動きに伴い、当初の計画を前倒しし、2011年3月末までに白熱電球44機種について、順次製造を中止していく。

　製造中止の対象となるのは、白熱電球の「ホワイト電球」「クリア電球」「ボール電球」。「クリプトンミニ電球」など、省エネ型電球で代替できない製品は除くという。

　今後について同社では、環境に配慮した光源の開発、販売を進め、地球環境保護に貢献していきたいとしている。また、製造中止対象外となっている白熱電球製品についても、代替可能となる環境に配慮した光源の開発、製造に尽力するとしている。

　大手家電メーカーでは、東芝が2010年に白熱電球の生産を3月に中止しているほか、NECライティングも2012年の製造中止、パナソニックでも2012年までに白熱電球から電球形蛍光灯への切り替えを明らかにしている。

　中止の対象となる製品の型番は以下の通り。