ヤマハ、電動アシスト自転車「PAS」を岐阜県美濃市に納入


納入した電動アシスト自転車。自転車に乗っているのは石川道政 美濃市長
 ヤマハ発動機は、同社の電動アシスト自転車「PAS(パス)」シリーズ15台を、岐阜県美濃市に納車したと発表した。

 今回は、ヤマハが2009年12月より開始している、電動アシスト自転車の車両や保険などをパッケージ化したリースシステム「パスクル」として納入される。同社では、行政としては始めてのケースとしている。

 美濃市は、観光振興や市民の利便性向上のために、自転車の利用を促す「サイクルシティ構想」を推進している。市内は坂道が多いことから、走行時の負荷を軽減する電動アシスト自転車の導入を決定したという。

 納入された電動アシスト自転車は、1人乗り用が8台、チャイルドシート付きの2人乗り用が2台、3人乗り用が2台、1人乗り用でスポーツタイプが3台。4月28日より市民向けにモニターが開始される。対象者は、美濃市内に在住、在勤の人で、約2週間無料で貸し出される。

 パスクルは、2年ごとに最新モデルの電動アシスト自転車に交換でき、また定期的なメンテナンスも行なわれる。ヤマハではパスクルのこうしたサービスが採用に至ったとしている。



(正藤 慶一)

2010年4月26日 18:26