vikura、絞る/おろす/挽く/混ぜるが1台でできる電動調理器

vikura マルチクッカー

 vikura(株式会社ゼンケン)は、絞る/おろす/挽く/混ぜるが1台でできる電動調理器「vikura マルチクッカー」を発売した。希望小売価格は29,800円。

 スクリューを用いて、食材に様々な加工をする電動調理器。本体は、食材を投入する上部のホッパーと、スクリュー部分から成る。加工したい材料をホッパーに入れると、内部のスクリューが回転し材料を加工する。カッターではなく、スクリューを用いることで、従来のミキサー/ジューサーでは難しかった粉の加工や、ミントやバジルなど葉っぱの野菜も加工できる点が最大の特徴。

食材を投入する本体上部のホッパー内部のスクリューが回転して食材を加工する

 本体では、絞る/おろす/挽く/混ぜるの4つの機能を搭載する。

 まず食材を絞るでは、果物の果実と果汁を別々に取り出すことができるため、従来のジューサーに比べ、飲み口の良いフレッシュジュースが楽しめるという。葉ものの野菜を加工する際も、同様に液体と固体部分が別に出てくるため、ジュースだけでなく料理にも幅広く使えるとする。

食材の液体部分と固体部分を別々にするため、飲み口の良いジュースができるというこれまでのジューサーでは難しかった葉っぱの加工にも対応する

 おろし機能では、大根おろしなどのほか、山芋、レンコン、玉ねぎなどにも対応する。また、煮干しやゴマなど固い食材もすり下ろすことができる。

 挽く機能では、少量の肉や魚介類などを潰して加工する。本体にはカッターが付いていないため、肉をカットして加工することはできない。挽肉などを作りたい時は、別売りの「vikura マルチクッカー用ミンチドラム」(8,925円)が用意されている。ミンチドラムにはカッターが付いているため、固まりの肉から挽肉を作れるほか、イワシなどの小魚を骨ごと挽くこともできる。また、米を挽いて米粉を作ることもできる。

本体にはカッターが付いていないため、挽くというよりも、潰す加工になる。そのため、少量の肉や魚の加工に向く本格的なミンチをしたい人向けに「vikura マルチクッカー用ミンチドラム」(8,925円)が別売りで用意されるミンチドラムにはカッターが付いているため、塊肉から挽肉を作ったり、小魚を骨ごと加工することもできる

 混ぜる機能では、内部のスクリューで材料を混ぜて、麺生地やパン生地が作れる。本体には、麺用のノズルが付いており、混ぜた後の生地をそのまま麺として取り出すことも可能。また、小麦粉などの材料と一緒に、ほうれん草などを投入することで、食材を混ぜ込んだ生地を作ることもできるという。

本体上部のホッパーに軽く混ぜた小麦粉と粉を入れるスクリュー部分で材料を混ぜて、生地となって出てくる本体には麺を作るためのノズルも付属する

 食材を加工する本体前面のスクリュー部分と、食材投入口部分は取り外し可能。水洗いに対応するため、使用後の手入れも楽にできるとする。また、カッターを使用していない構造のため安全性も高いという。

本体前面のスクリュー部分と、食材投入口部分は取り外し可能水洗いにも対応する。カッターなどがないため、安全性も高い

 本体サイズは192×280×218mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約5.2kg。消費電力は150W/140W(50Hz/60Hz)。定格運転時間は15分。





(阿部 夏子)

2010年4月7日 15:00