パナソニック、遠赤コーティングでご飯の甘みが増した炊飯器

 パナソニックは、内釜にセラミックスのコーティングを施すことで、ご飯の甘みが約7%アップした炊飯器「SR-SJ2/SK2」シリーズ、合計4機種を6月1日に発売する。詳細は以下の通り。

 

SR-SJ102 ホワイトSR-SJ102 マホガニーレッド

型番SR-SJ102SR-SJ182SR-SK102R-SK182
炊飯容量5.5合1升5.5合1升
かまどおこげコース×
ホワイトバックライト液晶×
音声ガイド×
炊飯時消費電力1,210W1,400W1,210W1,400W
本体サイズ
(幅×奥行き×高さ)
265×371×239mm291×399×271mm265×371×239mm291×399×271mm
重量6.5kg7.7kg6.4kg7.7kg
カラーホワイト、マホガニーレッドノーブルシャンパン
希望小売価格オープン
店頭予想価格10万円前後105,000円前後8万円前後83,000円前後
発売日6月1日

 同社では最高級機種に当たる製品。今回の新モデルでは、フルモデルチェンジとなった前機種から基本性能を引き継ぎつつ、さらに内釜のコーティングなどを改良した。

 このシリーズでは、炊飯中の蒸気を冷まして排出する「熱さカット排気」機能が特徴。熱い蒸気を出さないため、安全性も高く、設置する際のレイアウトも問わないメリットがある。今回の新機種でもっとも大きく変わったのは内釜。セラミックを使用した遠赤ハードコートを施した。これにより、ごはんの甘みの元となる還元糖が従来機より7%アップしている。このコーティングは、一般的に炊飯器に用いられるフッ素に比べ、熱伝導が10倍速く、熱を発する指標となる遠赤放射率が約3%向上しているという。また断熱性が高く、炊飯中の熱を逃がさない「中空セラミック」も、内釜の素材として引き続き採用している。

 

新製品の内釜の構造
甘みが7%アップした
 また、同社の高級炊飯器では、スチームを炊飯や保温工程に用いているのが特徴だが、今回の新製品では、スチームの噴出口を2つに増やし、スチームの量が約20%アップした。これにより、ご飯粒の周りにおねばをコーティングし、うまみを閉じこめることができるという。同社では、炊飯後24時間経っても、ご飯に含まれる水分の減少率が約1/3、ご飯が硬くなる率(硬化率)は1/2となり、弁当にも向くとしている。

 

スチームの口が2つになり、噴出量が増えた
保温したごはんがより、硬くなりにくくなっている
 パナソニックの白物家電において共通ブランドとして用いられている省電力機能「エコナビ」も搭載する。室温センサー、蓄温度センサー、底温度センサー、蓋開閉検知センサーの4つのセンサーを用いて、保温時の消費電力を削減するという。

 このほか、SJ2シリーズには、炊いたご飯の表面におこげを付けるモードのほか、画面が見やすいホワイト液晶、音とナビゲーションで操作を誘導する機能などが付いている。SK2シリーズには、これらの機能はない。

 パナソニックグループのショッピングサイト「パナセンス」では、26日17時よりSR-SJ102(ホワイト)と、SR-SK2(ノーブルシャンパン)のモニター販売が行なわれる。販売方式は上位入札者が購入権を得るオークション方式で、販売台数は各100台。入札締め切りは4月12日の13時。





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2010年3月26日 15:37