パナソニック、イオンで床のざらつきを解消する紙パック式掃除機

 パナソニックは、マイナスイオンで床のざらつきを解消する「家庭用紙パック式掃除機 MC-PA200WX」を4月25日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円前後。

「家庭用紙パック式掃除機 MC-PA200WX」シャイニーゴールドシャイニーシルバー

 パナソニックの紙パック式掃除機で最上位機種にあたるモデル。同社によると、フローリングのざらつきを気にして、掃除機をかけた後にフローリング専用シートなどで拭き掃除をする人が多いという。MC-PA200WXでは、床のざらつきの原因となる微細塵まで拭き掃除できる「イオンローラー」を新たに搭載した。

 床のざらつきの原因となっているのは、静電気で床面についた微細塵や菌だという。今回新たに搭載したイオンローラーでは、内部のローラーとプレートの摩擦によって発生したマイナスイオンで、床上の静電気を抑えて、微細塵や菌を除去するという。同シリーズでは、従来からマイナスイオンによる、微細塵や菌の除去機能を搭載していたが、新モデルでは、マイナスイオンの発生量を従来の約2倍に強化している。

ヘッド部分で発生させたマイナスイオンで床上の静電気を抑えて、微細な塵や菌を除去する

 また、床上30cm付近に浮遊するハウスダストを掃除する「エアダストキャッチャー」も引き続き搭載する。エアダストキャッチャーは、床面の吸込み口とは別にヘッド部の上部に設けられた吸込み口。

2つのセンサーで最適なパワーをコントロールする

 省エネ性では、ゴミの量や床面に応じて運転を制御する「エコナビ」機能を搭載。エコナビ機能では、ゴミの量を検知するハウスダスト発見センサーと、床面の種類を見分ける床面検知センサーによって、自動的に効率的な運転を行なうという。エコナビ非搭載機種に比べて消費電力を約50%削減できるとする。

エコナビによるパワーコントロール。ハウスダストが多いところでは強力パワーで運転、床面からヘッドを離すと省エネ運転に切り替わるなど自動で効率的な運転を行なう

 排気対策としては、本体にパナソニック独自のイオン「ナノイー」発生ユニットを搭載するほか、紙パックに新たに抗菌加工を施した。同シリーズ専用の紙パック「逃がさんパック」は、立体三層構造で、0.5μm以上の微細なハウスダストを約99.9%捕集し、菌の繁殖も抑制するという。これらの機構により、掃除後の室内の空気清浄度は、8年前の機種と比べ約15%向上したという。

 また、紙パックの目詰まりと吸引力の低下を防ぐために、電源コードを出すたびに紙パック後部を叩いてホコリを落とす「ブル紙パック」機構を搭載する。

 付属アタッチメントには、ふとん清潔ノズル、手元ブラシ、すき間用ノズルの3種類が付属する。

 本体サイズは270×375×222mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.2kg。本体カラーはシャイニーゴールドとシャイニーシルバーの2色。

 下位機種として、ナノイー放出機能が省略された「MC-PA20W」、エコナビ機能が省略された「MC-PA10W」の2機種も同時発売される。価格はオープンプライス。店頭予想価格はMC-PA20Wが5万円前後、MC-PA10Wが4万円前後。本体カラーはMC-PA20Wが、クリスタルシルバー、クリスタルピンク、クリスタルブルーの3色。MC-PA10Wがクリスタルシルバー、クリスタルピンクの2色。




(阿部 夏子)

2010年3月15日 15:43