パナソニック、汚れと食器をセンサーで検知して省エネ運転する食洗機

NP-TR1

 パナソニックは、2つのセンサーを搭載して省エネ運転する食器洗い乾燥機「NP-TR1」を9月1日に発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は85,000円前後。

 同社によると多くのユーザーが、スペック値の半分以下の食器しか洗っていないことや、食洗機に入れる前にあらかじめ汚れを落としていることに注目し、入れた食器の量と状態に合わせて制御する仕組みを取り入れた。

 本体内に2つのセンサーを設けて、使用水量、消費電力を削減した「ダブルセンサー制御機能」を搭載。この機能では、庫内奥の光センサーで食器の汚れ具合を検知。汚れの具合によってすすぎの回数と時間を制御する。一方、庫内下部の「温度センサー」では、洗浄水の温度を検知し、温度上昇が速い場合は食器の量が少ないと判断して、すすぎに使う水の温度と乾燥時間をコントロールする。

 これらの制御により、汚れが少ないと判断した食器3人分21点を洗浄した場合、使用水量で2L(18%削減)、消費電力量で100Wh(13%削減)、運転時間を6分(7%)削減できるという。

 このほか洗剤の成分をミスト化して食器の汚れを落とす「パワー除菌ミスト」や、熱に弱いプラスチック製の食器も洗浄できる「低温ソフトコース」、標準コース使用時で約36dbの低騒音設計などの機構を備える。

 本体サイズは550×343×564mm(幅×奥行き×高さ)、消費電力は最大1,165W。一度に洗浄できる食器点数は53点。標準使用水量は11L。

 なお、同等のサイズだが食器点数が42点と少ない下位機種「NP-TM2」も同時に発売される。店頭予想価格は7万円。機能面では従来機種を引きついだモデルとなっている。





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2009年7月13日 16:57