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フォアベルク、ロボット掃除機メーカー「ネイト」を買収。100%子会社に
2017年9月29日 14:46
ネイト ロボティクスは、ドイツの家電メーカー・フォアベルクグループの傘下に入ったことを発表した。買収条件は非公表。
ネイト ロボティクスは、北米でロボット掃除機市場シェア2位を誇る、シリコンバレー発のロボット掃除機メーカー。2005年に、女性が使える家庭用ロボットの開発を目的として、スタンフォード大学の学生3名により創業された。
フォアベルクグループは2010年に、ネイト ロボティクスに対する投資を開始。今回の買収により、フォアベルクは家庭用ロボット掃除機の世界市場における地位を確立するとともに、研究開発および製造分野において大きな相乗効果を得られるものと期待するという。今後、ネイトはこれまでのブランド特性および企業文化を保持しつつ、フォアベルク社の独立業務部門として運営していく。なお、首脳陣および運営体制に変更はないとしている。
ネイト ロボティクス CEO 兼会長であるジャコモ・マリーニ氏は、「今日はネイトにとって重要な節目の日であり、このチームのリーダーであることを誇りに思います。両社の技術と人材を統合し、さらなる家庭用ロボット市場の拡大を推進してまいります。フォアベルク社とNeatoはここ数年良好な関係を築いてまいりました。今回Neatoがフォアベルクの100%子会社となり、ベルリンで行なわれたIFA2017でのNeato Botvac D7 Connectedの受賞と共にNeatoの今後をさらに輝かしいものにしてくれるでしょう」とコメントした。