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ソフトバンク C&S、プログラミングの基礎が学べる知育ドローン「Airblock」
2017年7月7日 15:07
ソフトバンク コマース&サービスは、中国・メイクブロック社が開発した、プログラミング教育に応用できる知育ドローン「Airblock(エアブロック)」を7月14日より発売する。価格は2万2000円(税抜)。
スマホやタブレットで飛行パターンを簡単にプログラミングできる知育ドローン。機体は、バッテリーなどを内蔵した基幹のコントロールモジュールと、プロペラが付いた6個のパワーモジュールで構成されており、マグネットで結着する。発泡素材と一体となったプロペラ部は、落下した際にバラバラになることで衝撃を分散。機体と対象の損害を最小限に抑える安全設計になっている。もし損壊した場合においても、コントロールモジュールが壊れていなければ、パワーモジュールを交換するだけで再稼働できるという。
パーツを組み合わせる構造のため、付属のベースにセットすることで水陸両用のホバークラフトに変形でき、ドローンと合わせて3通りの楽しみ方ができるのも魅力。連続稼動時間はドローンで約8分、ホバークラフトで約14分。
プログラミングは、スマホまたはタブレットの専用アプリ「Makeblock」で行なう。上昇する高さや旋回角度など、ビジュアル化された各項目を選択して組み合わせるスクラッチベースのソフトを使用するため、専門知識がなくても簡単にプログラミング可能。
機体の操縦も同アプリで行なうが、事前に飛行パターンなどをプログラミングしておけば自動航行させることもできる。
開発したメイクブロックは、STEM教育ロボットをグローバルに展開し、急成長を遂げる中国のベンチャー企業。同社のプログラミング教材は、フランスでは6,000を超える公立学校に導入されているという。発表会では、同社CEOのジェイセン ワン氏、メイクブロック ジャパンのブランチマネージャーであるクリス リュー氏らも登壇し、日本のSTEM教育市場拡大に意欲を見せた。
ソフトバンク コマース&サービスは今後、小学校でのプログラミング教育必修化に向けた取り組みを開始するという。エアブロックの発売もそのひとつ。取締役の倉光哲男氏は「ロボットによるプログラミング教育を通じて、親子で楽しく学ぶ環境を提供したい」と話した。
本体サイズは、ドローンは約222x230x53mm(幅×奥行き×高さ)、ホバークラフトは約192x335x127mm(同)。重量はドローン約150g、ホバークラフト約195g。iOS/Androidに対応、Bluetoothで接続。