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ソニー、手持ちの腕時計をスマートウォッチにできるレザーバンド「wena wrist leather」
2017年7月3日 17:39
ソニーは、手持ちの腕時計をスマートウォッチにできる腕時計用レザーバンド「wena wrist leather(ウェナリスト レザー)」を12月下旬に発売する。価格は8,380円(税抜)。
電子マネー機能を搭載したレザーバンド。手持ちの腕時計のバンド部分に取り付けることで、自分だけのスマートウォッチとして簡単にカスタマイズできるという。対応ラグ幅は、「18mm/20mm/22mm」の3タイプで、さまざまな腕時計に取り付け可能としている。
同社は、バンド部に電子マネー機能を搭載したスマートウォッチ「wena wrist」シリーズを展開。これまでは、ヘッドとバンドがセットになった腕時計として販売していたが、今回初めてバンド部のみを販売する。
バンド部にFeliCaモジュールを内蔵。機械式時計やソーラーウォッチにも取り付けられる
ソニー 新規事業創出部 wena事業室 統括課長 對馬 哲平氏は、製品について以下のように語った。
「wena wristの特徴は、バンド部にスマートウォッチとしての機能を搭載している点です。ヘッドではなくバンド部に搭載することで、機械式時計やソーラーウォッチにも取り付けられるようになります。これまでwena wristシリーズを販売してきて、社内外からバンド部だけを売らないのかという声がありました。しかし、最初からバンド部だけを展開してしまうとコンセプトなどが伝わりづらいため、初めは腕時計として販売したという経緯があります。wena wristがどういうものかユーザーに広く知ってもらってからバンド部だけを展開しようと思い、今回の発表に至りました」
レザーバンド内部には、FeliCaモジュールを搭載し、電子マネー「楽天Edy」決済が利用できる。Bluetoothや活動量計などの機能は搭載していないため、充電不要で使える点が特徴。今後は、楽天Edy以外の電子マネー機能の搭載も検討するとしている。
レザーは、本革の中でもシワが少なくきめ細かいカーフレザーを使用。使い込むほど風合いが増す上品な質感としている。モジュール部はIPX7相当の防滴・防湿性能を備えるが、レザー素材は水や汗の影響により色落ちやシミになる場合があるので注意が必要だという。
カラーは、ラグ幅18mmタイプがブラック、ワインレッド、ホワイトの3色。20mmと22mmタイプは、それぞれブラックとタウニーブラウンの2色を用意する。
腕時計との着脱はレバーピン方式を採用。wena wrist純正ヘッドとはワンタッチで付け替え可能だが、手持ちの腕時計に装着する場合は、時計の形状によっては時計店などで調節してもらう必要がある。なお、手持ちの腕時計に取り付けられないことを理由とする、返品・交換は受け付けていないという。
純正ヘッドは、BEAMSやセイコーウオッチとのコラボモデル、スワロフスキーをあしらったモデルなどが用意されている。既存の純正ヘッドと「wena wrist」バンドの組み合わせは40種類にのぼり、好みに合わせて選ぶことができる。ヘッド単体の価格は8,880円~31,880円(税抜)。
「wena wrist」ステンレスバンド部を単品販売
また、従来より販売しているスマートウォッチ「wena wrist」のステンレスバンド部の単品販売を、7月11日に開始する。カラーはシルバーとブラックを用意。価格は順に、33,880円、36,880円(税抜)。
ステンレスバンド内部には、電子マネー・着信やメッセージ通知・活動量計の3つの機能を搭載。電子マネーは、「楽天Edy」や「QUICPay」などに対応する。
対応ラグ幅は22mmだが、専用のエンドピースを使うことで、18mm、20mmにも対応可能になる。エンドピースはそれぞれシルバーとブラックを用意し、価格は順に3,000円、3,200円(税抜)。
スマートフォンとの連携はBluetoothを通して行なう。通信距離は最大10m。本体重量は約75.8g。充電方法は、専用充電クリップで、充電時間は約1.5時間。連続動作時間は約1週間。