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特許技術で、おしぼりのあたため・冷却時間が半分以下になった冷温庫

 おしぼりのレンタル・企画開発などを手掛けるFSX株式会社は、世界初の特許技術を搭載したおしぼり専用冷温庫「REION(レイオン)」を、7月より順次販売する。スリムタイプのSサイズと、大容量のLサイズを用意。価格は順に、7万円、13万円(税抜)。

おしぼり専用冷温庫「REION」。Lサイズ
Sサイズ

 おしぼりのあたため・冷却ができる冷温庫。庫内の空気を均一に循環させられる世界初の特許技術「エア・サーキュレーションテクノロジー」を搭載。空気の流れでおしぼりに効率的に温度を伝え、これまで難しかったおしぼりの急冷・急加温、庫内おしぼり温度の均一性を実現したという。

 同技術により、HIGHモードとCOLDモードでは、従来の2~3倍のスピードで温度調節が可能になった。約30℃のおしぼりを約10℃まで冷やす時間は、REIONは2時間30分、従来品は5時間。加温においては、約20℃のおしぼりを約60℃まで温めるのに掛かる時間は、REIONが3時間、従来品は9時間。

庫内の空気を均一に循環させられる特許技術「エア・サーキュレーションテクノロジー」を搭載
温度は3段階に設定できる

心地よい温度でおもてなしの心を支える

 10℃、60℃という温度は、それぞれ心地よく冷たい/温かいと感じられる温度帯だという。日本ならではのおしぼりという文化で、おもてなしの心を支えるとしている。スピーディーにあたため・冷却できることにより、省エネ性を実現するほか、より短時間でサービス提供を可能にする。

 また、空気を均一に循環させられるため、従来の課題であった、保温時に外側のおしぼりが焦げ付く、冷却時に庫内に結露が溜まるといったこともないという。庫内環境を衛生的に保ち、メンテナンス性にも配慮している。吸排気口のフィルターは取り外して水洗い可能。

約10℃まで冷却するのに掛かる時間は約2時間30分
約60℃まであたためる時間は約3時間

 おしぼりの収納可能本数は、Lサイズが約66本、Sサイズが約30本。フェイスタオルであれば、Lサイズは約28本、Sサイズは約12本収納できるという。なお、おしぼり専用としているため、おしぼり以外の利用は推奨していない。

 本体はフラットですっきりとしており、インテリアに馴染むデザインにしたという。2サイズ展開にすることで、部屋や店舗の雰囲気に合わせて設置しやすくなるとしている。いずれもカラーはホワイトとブラックの2色で、空間や好みによって選択可能。

 本体サイズは、Lサイズが450×382×373mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約9.5kg。庫内容量は18L。最大消費電力はHIGH時で140W。Sサイズが225×382×373mm(同)で、約6.2kg。庫内容量は8L。最大消費電力はHIGH時で70W。

Lサイズの収納本数は約66本
Sサイズは約30本
ブラックとホワイトの2色を用意。インテリアに馴染むデザインにしたという