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富士通ゼネラル、最大24台まで登録できるエアコン操作アプリを開発、海外展開へ

 富士通ゼネラルは、外出先からエアコンを操作できるアプリケーションソフト「FGLair(エフジーエルエアー)」を、米国・シリコンバレーに本社を構えるAyla Networks社(以下、Ayla(エイラ)社)と共同開発した。同アプリを利用できる無線LAN機能を内蔵した家庭用エアコンを2月から3月にかけて、北米、中国、豪州の各市場に投入する。同社ではほかの海外市場にも順次投入するとともに、従来機種への接続も可能なオプション品を加えて展開、IoT対応を加速させるとしている。

外出先からエアコンを操作できるアプリケーションソフト「FGLair(エフジーエルエアー)」の使用イメージ。事前に登録しておくことで、各部屋のエアコン運転状況を確認、操作できる

 今回開発したアプリ「FGLair」は、Ayla社が提供するクラウドプラットフォームに接続することで、エアコンの電源オン・オフ、室温設定、冷暖房切換、室温表示などの基本操作をスマートフォンやタブレットで行なえるというもの。またエアコンの故障を知らせる「エラー通知」や「ウィークリータイマー」による夏冬2シーズン分のタイマー設定の機能も搭載。同アプリで操作できる室内機は最大24台で、自宅や事務所などの複数地点にあるエアコン操作も簡単にできる。

 富士通ゼネラルでは、エアコンの稼働データを分式し、部品の故障を予知・予測することで、販売会社が事前に修理を提案するなど新たなサービスや機能の創出を目指す。