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パナソニック、LPガス対応「エネファーム」発売、ほぼ日本全国で使用可能に

 パナソニックは、LPガスに対応した家庭用燃料電池「エネファーム」の戸建て向け新製品を開発、4月1日よりLPガス事業者向けに発売する。

LPガスに対応した家庭用燃料電池「エネファーム」の戸建て向け新製品

 同社では、2009年より都市ガスに対応した燃料電池を生産・販売してきたが、今回、LPガスの特質にあわせた制御システムや改質技術を新たに開発、同社として初めてLPガス対応のエネファームとなる。これにより、寒冷地を除くほぼ日本全国での発売が可能になり、より多くの人がエネファームを使えるようになったという。

 新製品はバックアップ熱源機を貯湯ユニットに内蔵し、コンパクトに設置できる一体型で、停電時に電気が使えるレジリエンス機能や、インターネットに接続することで、遠隔から機器の状態を把握できる機能も搭載する。

 そのほか、発電耐久時間を都市ガス用従来品の7万時間から9万時間に延長、エネファームの性能を保つために都市ガス用従来品では、1回の連続発電時間を最大22時間に制限していたが、新製品では最大120時間に延ばすことができた。起動時間も1日2回に増加するなど、ユーザーの生活に合わせたきめ細やかな発電・停止が可能になったという。

 設置性も向上した。奥行きを150mm削減したほか、約15%の軽量化に成功。エネファーム本体前面に取りつけるルーバーパネルも別売りで発売する。

エネファーム本体前面に取りつけるルーバーパネルも別売りで発売する。色は2色展開。ビターグレイン
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