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衣類のシワ・ニオイ・汚れを取り除く“ホームクリーニング機”「LG styler」

 LGエレクトロニクスと蔦屋家電は、衣類のシワ・ニオイ・汚れを取り除く“ホームクリーニング機”「LG styler」を1月25日より発売する。ホテルやレストランなどをメインターゲットとしたBtoB向けの製品ではあるが、二子玉川の蔦屋家電では製品が展示され、実際に触って、購入することもできる。その場合の販売価格は228,000円(税抜)。

LGエレクトロニクス「LG styler」

 ジャケットなど自宅では洗濯しにくい衣類を中にかけておくだけでケアできる“ホームクリーニング機”。約90℃前後のスチームと1分間に180回の振動で衣類のシワをなくす「REFRESH」のほか、スチームを直接吹きかけることで衣類以外のぬいぐるみや寝具などに付着した花粉や埃などを取り除く「SANITARY」、パンツのシワを取り除く「PANTS CREASE CARE」、ウールやカシミアなど通常はドライクリーニングできない衣類もドライクリーニングする「GENTLE DRY」などのモードを備える。

 本体には最大3着までジャケットなどをセットできるほか、扉裏にはパンツをセット、ぬいぐるみや手袋、帽子などを置けるラックも用意される。また、オプションの匂いシートを取りつけることで、衣類へ香りを吹きかけることもできる。

 本体下部にはスチームを発生、排水を回収するポータブル・ウォーター容器が用意される。設置の際に工事などの必要がないため、様々な場所に設置できる。

製品本体。本体サイズは445×585×1,850mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は83kg
約90℃前後のスチームと1分間に180回の振動で衣類のシワをなくす「REFRESH」など様々なコースを搭載する
最大3着までジャケットをかけることができる
スチーム発生用の水、排水を回収するポータブル・ウォーター容器が本体下部に配置されている

 LGエレクトロニクス マーケティングチーム 部長 キム・ドンゴン氏は「会社の役員が、色々な場所に出張に行くのに、その日に着たジャケットについたシワやニオイをなんとかしたいという想いから開発がスタートした。その役員は、妻のアドバイスにより浴槽に熱いお湯を張り、浴室にジャケットをかけることで対策をしていたが、それを製品化した。これまで市場にない製品なので、開発には長い年月がかかった」と話す。

LGエレクトロニクス マーケティングチーム 部長 キム・ドンゴン氏

 LG stylerは、米国や韓国では既に発売されている。今回日本での発売に踏み切ったのは、蔦屋家電の尽力があったという。蔦屋家電は「世界に例を見ない生活提案型の『家電店』」として2015年5月に二子玉川にオープン、平日で約2万人、週末で約3万人が来店するなど、高い支持を得ている。その一方、同社ではより魅力的な製品を提案するため、国内のみならず海外で行われている家電見本市なども視察、そこで見つけたのが「LG styler」だったという。

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ 家電企画事業部 副部長の武井総司氏は、「これまでにない製品で、魅力を感じた。韓国にあるLGの本社にも何度も足を運び、日本での販売にこぎつけた」と語る。製品の販売は蔦屋家電が担当し、メインの販路はホテルやレストランなどのBtoBになるという。

 「年間数千台以上の売上を目指す」としている。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ 家電企画事業部 副部長の武井総司氏

 会場にはスペシャルゲストとしてシカゴ・カブスで活躍する川崎宗則選手が登場。「アスリートとして毎日焼き肉や焼き鳥を食べているので、洋服にはすぐにニオイがついてしまう」と語り、製品に興味津々だった。

 川崎選手は「九州男児でごわす」とし、自宅では一度も洗濯機に触ったことがないことを明かした。ジャケットなどはクリーニングに頼っていたが、LG stylerがあればその必要がないとし、「カブスのチームメイトにおねだりして買ってもらう」と話して、会場を沸かせた。

 本体サイズは445×585×1,850mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は83kg。

シカゴ・カブスで活躍する川崎宗則選手
LG stylerに興味津々の川崎選手