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東芝、新採用のヘッドで床拭き性能を高めたサイクロン掃除機「TORNEO V」

 東芝ライフスタイルは、新採用のヘッドで床の拭きとり性能を高めたサイクロン式クリーナー「TORNEO V(トルネオ ヴイ) VC-MG910」を、8月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は90,000円前後。

サイクロン式クリーナー「TORNEO V VC-MG910」

 シリンダータイプのサイクロン式クリーナー。ヘッドに、汚れが付きにくいフッ素加工処理を施したブラシ毛を備えた「イオンファイバーヘッド」を新採用した点が特徴。ヘッドを往復させた箇所の床の菌を、約99%除去できるという。

 また、ブラシ毛を約20%増量したことで、床の拭きとり性能が約20%向上。フローリングの粉ゴミが拭き取りやすく、床のザラつきを低減する。ブラシは柔らかいため綿ゴミが絡みにくく、じゅうたんも掃除しやすいという。

 手入れ面にも配慮し、ブラシに絡んだ毛をハサミで切りやすいように、ハサミを入れられるスペースを設けている。ブラシは簡単に取り外せて、水洗い可能。

フッ素加工処理を施したブラシ毛を備えた「イオンファイバーヘッド」
取り外しやすく、水洗い可能。ブラシに絡んだ毛もハサミで切りやすい

 集じん機能では、12気筒のサイクロンで綿ボコリのような大きなゴミからミクロのゴミまで99.9%分離し、吸引力が99.9%持続する独自の「バーティカルトルネードシステムクリア」を採用。ダストカップ内で遠心分離しながらゴミが圧縮されるため、ゴミ捨て時のホコリの舞い上がりを抑えられる。排気にも配慮し、モーターから漏れる細塵を少なくするモーターケース構造と、高集塵フィルターにより、0.3μm以上の微粒子を約99.999%補塵するという。

 ダストカップだけでなく12気筒のサイクロン部まで分解して水洗いできるため、清潔に保てる。ダストカップには同社洗濯機の洗濯槽「マジックドラム」と同じ親水性コーティングを一部に採用し、水洗いだけで粉ゴミが簡単に洗い流せるという。

 本体は動かしやすく、家具の傷つきを抑える構造にしている。走行時に家具への引っ掛かりを軽減できるようガード部の面積を小さくし、家具に当たりやすい側面には起毛布を装着。タイヤは横滑りしやすい設計で、壁や家具などに引っかかったときも本体がホースに付いて動きやすいという。

ダストカップだけでなくサイクロン部まで水洗いできる

 このほか、暗いすき間などを明るく照らすLEDライト付きの「ワイドピカッとブラシ」や、ゴミの有無を手元のランプで確認できる「ゴミ残しまセンサー」などを搭載する。

 アタッチメントは、ふとんに潜むダニや花粉などのハウスダストを叩きだして吸引する電動ふとんブラシ「パワービーターヘッド」が付属。大型車輪とふとん生地への吸い付きを防止するワイドローラーを備え、動かしやすいヘッドにしたという。このほか、すき間ノズルや伸縮ロングノズル、ロングブラシ、付属品用ホースなどを用意。

 本体サイズは、220×322×276mm(幅×奥行き×高さ)で、本体質量は約3.2kg。延長管やヘッドを付けた標準質量は4.6kg。集塵容積は0.4L。吸込仕事率は約50~200W。運転音は約58~64dB。カラーは、グランレッドとグランブロンズの2色。

グランレッドのほか、グランブロンズも用意する

 下位機種として、たたき棒のついた「ふとんブラシ」が付属するサイクロン式クリーナー「TORNEO V VC-MG710」も同時に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は75,000円前後。

 サイクロン機構やメインのヘッド、本体サイズなどはVC-MG910と共通。アタッチメントは、伸縮ロングノズル、ロングブラシ、付属品用ホースが省略されている。カラーはライトピンク。

サイクロン式クリーナー「TORNEO V VC-MG710」