【グッドデザインエキスポ2011】
スクエアデザインや球体型など様々なデザインの加湿器

 グッドデザイン賞の候補作品約2,000点を展示する「グッドデザインエキスポ2011」が、26日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は28日まで。開催時間は10時から21時までで、28日は16時で終了。入場料は1,000円。家電Watchでは、会場で公開された家電製品や照明機器、日用雑貨品などを紹介する。

東芝、タイプの違う2つの加湿器

 東芝は、タイプの違う2つの加湿器を出展していた。1つは、スクエアタイプのデザインが印象的なスチームファン式の加湿器「KA-N35X/KA-N35」だ。アロマオイルを使って、加湿と同時にアロマの香りを楽しめる機能を搭載しており、天面部分のカラーが映えるデザインで、「爽やかなハーブアロマイメージ」を表現したという。除菌や脱臭、ウイルス抑制をする東芝独自の「ピコイオン」放出機能も備える。

スチームファン式加湿器「KA-N35X/KA-N35」天面部分の色はブラックとシルバーを採用製品正面パネル。ピコイオン放出機能も備える

 一方、対照的なデザインを採用したのが、同じく東芝のハイブリッド式加湿器「KA-N70X/KA-N50X」だ。豊富な加湿量を誇る大容量タイプながら、丸みを帯びたデザインで、圧迫感がなく、インテリアに馴染みやすい。東芝では「花器のような佇まいを目指した」という。

 ピコイオン放出機能を備えるほか、温度と湿度のダブルセンサー機能を備えるなど、機能面も充実している。

 両機種とも発売時期、価格などは未定。

ハイブリッド式加湿器「KA-N70X/KA-N50X」操作は天面部分で行なう大容量の給水タンクを搭載する

アピックスインターナショナル、球体型の超音波式加湿器

 アピックスインターナショナルの「超音波加湿器」は、球体を途中で切断したような不思議な形をしている。切断された斜面の中央部分から、ミストを放出する超音波式の加湿器だ。会場では、通電した状態を確認することはできなかったが、使用時は水タンクがLEDに照らされ、更に不思議な雰囲気を醸し出すという。

 価格は4,480~4,980円前後、発売時期は未定。

アピックスインターナショナル「超音波加湿器」上部のパネルを外したところ。超音波でミストを生成、室内に放出する

 デザインだけでなく、ユニークな機能を搭載したアピックスインターナショナルの「加湿機能付き扇風機 モイストファン」も注目を集めていた。円筒形の本体は、パッと見ただけでは、どんな製品なのか分からないが、加湿器と扇風機を組み合わせたユニークな機能を搭載する。

 超音波振動で水を微細なミストにし、ファンで加湿した空気を送り出すという。夏の暑さ対策だけではなく、冬の乾燥防止にも使えるという便利な製品だ。ミストと風の吹き出し口は、円筒形の本体の上部に備えられている。発売時期、価格は未定。

「加湿機能付き扇風機 モイストファン」ゴミ箱のような円筒形のデザイン本体側面ミストを含んだ風は本体上部の吹き出し口から放出する

WOONGJIN COWAY、木目調デザインの加湿機能付き空気清浄機

WOONGJIN COWAYの「Air Purifier+Humidifier Hwa-ro APM-0511JH」

 韓国の家電メーカーWOONGJIN COWAYの「Air Purifier+Humidifier Hwa-ro APM-0511JH」は、圧倒的な存在感を放つ加湿機能付き空気清浄機だ。まるで火鉢のような本体形状に、木目調パネルを組み合わせた本体デザインは温かみがありながらも、モダンな印象だ。

 本体機能も充実している。内部には、3段階の空気清浄工程を設け、抗菌HEPAフィルターや、無機物除去フィルターなど5種類のフィルターを搭載。加湿されたきれいな空気は本体上部から放出される。発売時期、価格は未定。

本体上部きれいになった空気は天面のサイドから放出される内部には3段階の清浄工程を設ける




(本誌:阿部 夏子)

2011年8月27日 11:13